Sd.kfz.161 Panzerkampfwagen lV Ausf.C 5.PzDiv. Poland 1939
IV号中戦車 C型 (1939年ポーランド 第5戦車師団)

車両概要

IV号戦車C型は、B型に若干の改修が施されたモデルとして1938年〜1939年にかけて134両が生産された。
外見上の違いは主砲同軸機銃が装甲スリーブ付きとなった点と内装式防盾の開口部の形状がやや変化した点のみとなる。外観上はほぼB型と同一であることから、B/C型として一括りで扱われることが多い。
大戦初期のポーランド戦から独ソ戦の初期まで前線で使用され、これらの戦線を生き延びた車両は二線級の戦力としてフランス駐屯の部隊に回されることとなった。これらの車両は当時のIV号戦車に準じた回収や塗装が施され、1943年頃まで使用されていたことが確認されている。
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使用キット 1/76 PanzerKampfwargen IV Ausf.C (IBG Model's / the World at War W-010 )

使用するキットはIBG Modelsのインジェクションキットである。
the World at Warシリーズは大戦初期の車両を中心に製品化しており、1/76スケールでこの車両が製品化された初の例である。
キットの方もB型のパーツと共通化されている部位が多く、同軸機銃の形状は再現されているものの主砲開口部の形状の違いは再現されていない。 また、フランス戦以降に見られる装備品のパーツが付属していることから、作成意図に応じて多少の作り変えに耐える仕様となっていた。
同シリーズの他の製品と違い付属のデカールには特徴的な内容が含まれており、車体側面に描かれたスローガンのデカールが付属していた。 これはポーランド戦の際に撮影された写真に残る車両を再現できるものであることから、今回はこの車両の再現を目的として作成を行うこととした。
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