1t WaterTank Trailer
1t水タンクトレーラ

2013.02.03   組み立てと基本塗装
キットの構成パーツは実質的にランナー1毎で収まっている。
タンクのパイプ類は細かく分割されており、素組でも十分な精度がある。
タンクは上下のパーツに分割されている。
接合部でパーティングラインができるわけだが、凸状になるためヤスリでの処理で
十分対処できる。
板ヤスリで凸部を削り落とし、紙ヤスリで表面を整える。
給水部の上部にあるフックを金属材に置き換える。
車輪のフェンダー部。
キットパーツではフェンダーのランプ類が省略されている。
ランプ類の基部は真鍮板により作り直し、ランプ類をプラ材で再現する。
フェンダー後部には真鍮板と鉛板でマッドガードを作成する。
車輪の裏側は肉抜き穴が開いている。
3トン半と比べて車幅が小さいことから組み上がり後も目立つため、穴を埋めることとした。
本来はもう少し手立てを考えるべきかとも思ったが、とりあえずエポキシパテで穴埋めした。
車体後部のテールランプなどは一体成型となっている。
テールランプ部は厚みが足りないため、プラ材で厚みを増やして側面のランプを作り直す。
後部下方のバーは金属板の薄さが分かる構造となっているため、プラ部品を切除して真鍮板にて作りなおした。
また、後部のランプやナンバープレートも作り直している。
キットの牽引用フックは写真の様に下部に取り付けられた形状で整形されている。
収集した実車の写真ではこのような構造のものはなかったため、手を入れることとした。
切り取った牽引用フックを上下反転させて付け直した。
取り付け位置の高さが不足していたため、プラ材の積層で高さを稼ぐこととした。
前輪は当初可動式とすることも考えたのだが、実物の構造が分からなかったため断念した。
また、省略されている前輪のガードを金属線で再現する。
カード左右に付く排水用の蛇口ボックスは肉抜き穴が設けられている。
全て真鍮板で作りなおすことも考えたが、手軽に仕上げるため半分だけ真鍮板で追加工作をすることとした。
トレーラ部もひと通りパーツを組み付けた状態。
水タンク部はキットの素組で十分なクオリティがある。
水タンクと車輪を仮組みし、ほぼ完成形となった状態。
牽引時の牽引元に接続する給電用ケーブル類を組み付ける。
このあたりの構造を詳細に撮影した写真が手に入らなかったため、外見を真似た程度の作りでとどまっている。
金属素材も使用しているため、下地にマルチプライマーを吹き、色調の統一のためサーフェイサーを吹く。
Mr.カラーの特色セット「陸上自衛隊戦車色」からOD色を使用した。

今回はあまりフィルタ処理は行わずに、このOD色をベースに塗装を進めてゆく。

2013.02.09   仕上げ
全体の色彩を調整するため、ペトロールで溶いた油彩のバートンアンバーを全体に流す。
細部の塗り分けを進める。
フラットブラックによる塗り分けと、テールランプ類の下地としてシルバーを塗装する。
牽引時の装備類を塗り分ける。
デカールを貼りこむ。
本来はペトロールで溶いた油彩を塗布する前に貼るべきであったのだが、順番を間違えてしまった。
給水口のボックスには配線図が書かれており、キットではデカールで再現されている。
タンクには桜マークと所属部隊の記載がされている。
キットのデカールは自由な組み合わせが可能な作りとなっているが、所属部隊とナンバープレートはプリセットされたものを使用した。

ナンバープレートは「XX-XXXX」の文字構成となる。この内、先頭二文字は機種を表すことから水タンクトレーラは「68-XXXX」の形となる。
再びペトロールで溶いた油彩を全体に流す。
今度はローアンバーを使用し、色調を明るめに調整する。
ケーブル類を自然な形になる様に調整する。
ライトにレンズを入れる。
WAVEのプラスチックレンズを使用し、瞬間接着剤で固定した。

テールランプはエナメルの透明系塗料で再現する。
透明塗料のはみ出した箇所は基本色で塗りなおして調整する。
ウェザリングは特には施さずこの状態で完成とすることとした。
キット自体の完成度が高いため基礎工作で迷うこともなく、作り込みで精密度を上げる工作方法には適したものであった。