Type73 3t1/2 CargoTruck NewModel
73式3t半トラック(新型)
2012.11.07 シャー シ・荷台組み立て | |
キットの構成は4枚のランナー、キャビン、クリアパーツにて構成されている。 バリエーションの改良型(旧型)のキットではキャビンとクリアパーツのみが専用のパーツに差し替えられており、他のパーツは全て共通化されている。 |
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キャビンのパーツ。 一体成型で細部まで整形されているため、さほど手を入れる必要のない仕上がりである。 このスケールでは当然ではあるが、取手類は凸モールドで再現されているため、この部位は金属材に置き換える。 |
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キャビンと荷台の中間にあたる部位のパーツ。 手元に詳しい資料がないため細部の作りや構造が分からなかったことから、手を付けずにこのまま使用することとした。 |
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このパーツに限ったことではないが、視界に入らない部位には大胆に肉抜き穴が開いている。 普通に組み立てればギリギリ見えない位置で調整されているが、目立つ位置の穴は処理することとした。 |
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ヤスリにて面出しを行った後、薄めのプラ材を貼って穴を埋めた。 | |
シャーシの底面に位置するパーツのほとんどに肉抜き穴が形成されているため、これらをプラ材にて埋めてゆく。 穴埋めにはパテを使う場合が多いが、硬化後の加工性の良さからプラ材やクズプラスチックを再利用して使用することもままある。 穴に合わせた適切な寸法のプラ材を流し込み式接着剤にて接着し、硬化後に余剰部分の切除と面の形成を行う。 |
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余剰部の切除と表面処理を行った状態。 | |
燃料タンクのパーツは肉抜き穴の処理と面出しの過程で凸モールドが傷んでしまったため、作りなおすこととした。 全体にヤスリをかけ、元のモールドがわずかに残るところまで削り込む。 |
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モールドと同じ幅のプラ材を貼りこんでゆく。 一度に全ての面に貼るのではなく、一面ずつ硬化するまで待って貼ってゆく。 |
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プラ材を巻き終わった状態。 元のモールドと比較するとやや過剰な気もするが、塗装をすると雰囲気が変わることから今回はこのまま作業を続行する。 |
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車輪周りの組み立ては基本的に素組である。 元々十分なクオリティのパーツであることから、パーティングラインや押し出しピン後を処理したのみである。 |
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前輪はシャーシとの固定強度が弱いことから、真鍮線の軸を入れて強化した。 | |
シャーシ側の前輪固定位置に穴を開け、前輪の真鍮線を差し込める構造とした。 | |
前輪を固定した状態。 後輪はキット内のパーツのみで十分な保持力があったため、特に手を入れる必要はなかった。 |
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キャビンの内装はキットパーツのみ使用した。 | |
シャーシを組み立てる。 フレームが一体成型となっていることから、パーツ点数が押さえた強靭な構造である。 |
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排気管の工作。 3点のパーツで構成されているが、パーツの合いが良いことから組み立ては容易である。 マフラー部分には肉抜き穴があるため、埋める工作を行った。 |
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排気管の口は開口する。 0.3mmの穴を中心に開け、0.5mmのピンバイスで穴を拡張する。開口できた段階でデザインナイフで内径を削り、開口部をシャープにする。 |
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荷台の組み立てを行う。 荷台を構成するパーツは板状であることから、押し出しピン跡が目立つパーツが何点かある。 アオリのパーツの押し出しピン跡は彫刻刀を使用して削り落とす。 |
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後アオリの部位も同様に処理を行う。 | |
実車では物資の積載に伴い床板は傷だらけになることを考慮して、荷台の床板にはヤスリを使用して傷を入れる。 | |
サイドアオリの内側にも押し出しピン跡があるため、こちらもヤスリと彫刻刀で処理する。 | |
座席への工作。 キットでは省略されているベンチ下の取手を真鍮線で再現する。 |
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後アオリへの工作。 キットでは開閉どちらかの状態を選択する形式となっているが、ここに可動部を設けてどちらの状態も再現できるように改造する。 底板側の突起に開口し、L字加工した真鍮線で左右から固定する方式とした。 |
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後ろアオリを開いた状態。 実車の構造とは随分違うが、この寸法で開閉動作を再現するためにはあまり方法が無いため、今回はこの方式で仕上げることとした。 |
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底板側の突起は開閉を繰り返すと破損する可能性が高いため、真鍮板で囲って強化する。 細く切り出した真鍮板を適度な長さに整え、コ字型に加工して瞬間接着剤で貼りつけた。 |
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可動部全体を覆う形で真鍮板を貼り付けることで、プラスチック部への亀裂→破損の流れを抑止する。 | |
サイドアオリは座席を展開した状態で作成する。 キット構成的には座席も可動式にできそうなのだが、そもそもの構造がよく分からないため今回は固定状態で作成する。 |
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荷台を組み立てた状態。 形状としては底板の4面にアオリがつくだけだが、細かく手を入れる余地がある。 |
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底板の背面もフックがあるため、真鍮線で再現する。 | |
底板下部のパーツ。 実車の同パーツに比べて面が甘いため、モールドを殺して面出しを行う。 |
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同パーツは底板に固定するためのフレームが付いているため、プラ材で再現を行う。 | |
車体に取り付けた状態。 凸モールドは面出しの工程で消えてしまったため、真鍮線にて再生させた。 |
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底板のサイドアオリの下部に幌固定用のフックを作成する。 実車の写真を参考に開口し、真鍮線を埋め込んでゆく。 |
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適度な長さに切断した真鍮線をL字加工し、フックを形成する。 | |
シャーシ背面の状態。 目立つ引けがあるためヤスリがけでの修正を試みたが修正が難しく、プラ材を貼り付けることで対処することとした。 |
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プラ材を貼り付け、牽引用のフックを取り付ける。 | |
シャーシと荷台はこれで完成となる。 残るはキャビンと幌の工作となる。 |
2012.11.14 幌組み立て | |
幌の作成を行う。 窓枠部分の厚みを減らすため、別素材に置き換えることとした。 成型部位を切除して削り込み、プラ素材の厚みを落とす。 |
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薄く伸ばした鉛板を窓枠の形に切り出す。 | |
瞬間接着剤で鉛板を貼り付ける。 | |
キャビン側の幌の壁面には窓が設けられているが、窓の数にはバリエーションが
あるようである。 キットパーツでは中央に一つ窓が設けられているが、参考とした写真では三箇所に窓のあるタイプであったため、資料に合わせて窓の数を増やした。 |
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幌の末端を表現するため、こちらも鉛板を使用する。 真鍮の角材とパイプを使用して鉛板を薄く伸ばし、キットパーツに合わせて形状を調整する。 |
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瞬間接着剤で加工した鉛板を貼り付ける。 | |
余剰箇所を切除し、ヤスリで調整を行う。 | |
幌内部も手を入れる。 幌の骨組みを真鍮線にて作成する。 |
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同じ寸法の骨組みを真鍮線から作成する。 |
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一本ずつ瞬間接着剤で固定する。 真鍮線の張力で幌のパーツが歪むことを防ぐため、マスキングテープでパーツを固定する。 |
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完全に硬化した後に骨組みを適度な寸歩に調整する。 | |
幌内部に丸めて固定されている窓の覆いを作成する。 こちらも鉛板を使用して作成。 |
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覆いを所定の位置に接着し、固定用の留め具を貼り付ける。 | |
荷台後部の幌の作成。 素材の鉛板を薄く伸ばして部材を作成する。 |
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キットパーツに合わせて寸法を調整したあと、丸めて巻き上げ状態を再現する。 均一に丸めてしまうと不自然になるため、多少乱れた状態にする。 |
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固定用のワイヤーは柔らかい金属線を使用する。 | |
キットパーツに合わせて形を調整し、瞬間接着剤で固定する。 キットパーツの厚みが不自然なため、こちらにも鉛板を貼り付けて軟質素材の幌らしい形に調整する。 |
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幌は完成したので、残りはキャビンの作成となる。 |
2012.11.29 キャビン作成 | |
車輪後部にマッドガードを取り付ける。 この部位はキットでは再現されていないが、十分なスペースがあるため手軽に手を入れることが出来る箇所となっている。 実車ではゴム板が取り付けられているため、質感を再現するためにも鉛板を使用した。 |
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前輪側のマッドガード。 目立てヤスリで凹モールドを彫り込み、鉛板を溝に合わせて接着している。 |
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キャビンの取手周りの細工。 キットでは単なる凸モールドで再現されているが、これらを金属線に置き換える。 また、キャビンの下部には乗降用のステップがあるが、キットでは再現されていないことから自作した。 |
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キャビン前部にも同様の工作を行う。 | |
フロントガラスパーツにマスキングを行い、キャビンに接着する。 パーツの合いは良好で、フロント・左右の順番で接着して行く。 |
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サイドミラーの工作。 キットパーツも繊細な作りであるのだが、支持架部分は成型上の限界からか太めの作りとなっている。 基部とミラー部はそのまま使用し、支持架部分のみ真鍮線に置き換えた。 |
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右側のミラーは複雑な形の支持架で取り付けられている。 この部位も支持架のみ金属材に置き換えることとした。 キットパーツを参考に真鍮線を折り曲げて形状を再現する。 |
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ミラーの支持部分は支持架から飛び出す形状をしているため、別パーツ化してハンダ付けで固定する。 | |
支持架の基部はキットパーツを使用するため、手始めにパーツを接着して位置を確定させる。 | |
キットパーツの支持架を切除し、作成した金属材に置き換える。 ミラーは開口してして差し込む要領で固定しており、位置の調整を行った後に瞬間接着剤で固定した。 |
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フロントライトのガードを作成する。 このキットではフロントライトを車体内側からはめ込む構造となっていおり、工作が行い易い構造となっていた。 |
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0.1mmの金属線をハンダメッキして強化した後、キットパーツに取り付ける。 車体側面のライト部分は後ハメとなるため、塗装後に最終的な形状調整を行うこととなる。 |
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予備タンクの作りこみ。 キットパーツは改良型車体用の取り付け構造をしているため、新型車体に合わせて調整する。 |
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タンク部と基部を切り離し、モールドを追加して接着し直す。 タンクの取手、基部とタンクの固定部は金属材で再現した。 |
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車体に取り付けた状態。 | |
幌の下部に固定ワイヤー用の穴をあける。 この部位は塗装後の残工作領域となる。 |
2012.12.04 塗装 | |
塗装工程に入る。 金属素材も多用しているため、下地は毎度のマルチプライマーを使用。 目の細かいサーフェイサーを吹き、下地色の統一を行う。 |
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足回りはセミグロスブラックを吹く。 |
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キャビンと荷台はMr.COLORの特色セット「陸上自衛隊戦車色」よりOD
色を使用した。 写真で見るとさほど違和感はないのだが、実物はやや茶系の色合いが濃く、実車の印象とは随分と異なるように感じた。 |
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上記のOD色にタミヤのアクリル塗料のOD色を混ぜて緑系統が強い色合いに調
整を行った。 やや明るめの色合いとなってしまったが後の工程で色調は如何様にも調整が効くため、このままで作業を継続する。 |
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マスキングテープを使用してキャビンをマスキングし、幌の塗装を行う。 こちらは前述のOD色と茶色を混ぜ、タンで明度を上げた塗料を使用した。 |
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幌全体は明るめの前述の色を使用し、凹部にOD色の原色を吹く。 | |
キャビンの足回りは裏表で色が異なるため、こちらもマスキングして塗装してい る。 | |
フロントガラスのマスキングを剥がす。 概ね期待通りの出来ではあるが、裏側も含めてサーフェイサーを吹いてしまったため、若干裏面側の下地剤の色が残ってしまった。 |
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色調調整前の状態。 | |
色調調整後の色合い。 タミヤのエナメルカラーから、フラットブラウンを希薄して全体に塗布している。 色合いは概ね期待通りに仕上がったのだが、エナメル溶剤の問題点であるプラの劣化が思いのほか進んでしまい、後の工程で部品の脱落や破損が発生する原因と なってしまった。 劣化度合いはプラの組成によると思われえるが、少なくともこのキットでエナメル溶剤を全体に流す使い方をすることは間違いである。 |
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ミラー等の小物を塗り分ける。 塗料はファレホの水性塗料を使用している。 |
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幌の色調を調整する。 | |
凹部にフラットブラウンを薄く乗せ、生乾きの段階でエナメル溶剤を詰めた綿棒 で擦ってぼかす処理を数回繰り返した。 | |
キャビン内部の塗装。 フロントガラスはクリアパーツだがほとんど中は見えないため、塗装は結構適当に済ませた。 実車の写真ではシートの色は明るめのグリーンであったことから、コックピット色を使用した。 |
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タイヤのウェザリングを行う。 接地する面にフラットアースとダークイエローの混色を乗せ、タイヤの凹凸を目立たせつつ、埃汚れを再現する。 |
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予備タイヤにはウェザリングを施さず、パーツ間のメリハリを付ける。 | |
フロントライトのクリアパーツをはめ込み、ガードの金属線を固定する。 0.1mmの金属線を使用したが、これでもまだ太い様に感じる。 デカールはキット付属の組み合わせを使用した。 デカール自体は文字単位で自由に組み合わせが可能な構成となっているが、今回は初の組み立てでもあるため、あらかじめ準備されているものを使用している。 部隊を示す漢字の記載がこのスケールで見分けられるクオリティのデカールは非常にすばらしい。 |
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排気管をシルバーで塗装する。 この部位は錆が目立つ箇所でもあるため、もう少し手を入れる必要があると思われる。 |
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テールランプ類の塗装とデカールを貼る。 ランプ類はファレホの白で下塗りを行い、その上にタミヤのクリア系のエナメルカラーを塗布している。 |
2012.12.10 仕上げ工作 | |
仕上げの組立作業を行う。 幌の固定ロープを取り付けるため、幌の下部に空けておいた。 |
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ロープ素材は縫い糸を使用する。 希薄した塗料を塗布し、色付けと素材の硬化を行う。 |
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幌の穴にロープを通して行く。 | |
2本の糸を左右に通す。 | |
幌と荷台を組み合わせ、荷台下部のフックに固定してゆく。 | |
締め過ぎると幌の位置がずれ、緩め過ぎずると幌が浮くため、バランスを取りながら固定して行く。 | |
左右両方に同様の作業を行ってゆく。 取り付けが概ね終わった段階で、今度は左右のバランスが取れるように調整を行う。 事後の調整も出来るように、余った糸は適当に束ねて荷台の奥に押し込んで隠した。 |
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排気管の塗装を行う。 シルバーで塗装した後、錆表現のウェザリングを行う。 |
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幌は希薄したエナメルカラーを乗せては溶剤を含ませた綿棒でぼかす処理を繰り返した。 全体的な色調を濃くすると同時に、皺の凹部に塗料を残すことで陰影を付けてゆく。 |
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バックミラーは当初はシルバーで塗装していたが、質感が納得行かなかったため、専用のアフターパーツを使うこととした。 ハセガワのシート系素材の中で、鏡面の再現に適したシートを購入した。 これは金属の皮膜を蒸着させたシール状のシートで、切り取って貼り付けるだけで鏡面の質感を再現することができる。 |
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ここのミラーにシートを貼り込んで行く。 ミラーの角度から撮影が難しいため写真からは効果が分かり難いが、鏡面の再現度合いは塗装とはレベルが違う仕上がりとなった。 |
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左側のミラーは3箇所共にシートを貼った。 丸いミラーの反射で、かろうじてこの写真からはシートの効果が分かる。 |
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組み立て、塗装はこれで終わりにして完成とした。 最新の製品だけに組み立てやすいキットであったが、これまで作ったことのない種類の車両であったこともあり、細かいところで苦労と失敗をしている。 クリアパーツへの塗装方法と色調調整にエナメル溶剤を使用したことは失敗であったため、引き続き製作する73式大型トラック改良型では、この反省を踏まえて完成度を高めて行きたい。 |