Mitsubishi F-2A
三菱 F-2A 支援戦闘機
2010.04.26 組み 立て1 | |
このキットは単座・複座の選択式となっており、写真の様に機体前部のコックピット周辺は二種類のパーツが付属している。 今回は単座のA型を作成する。 |
|
翼類は一体成型で作られており、張り合わせる手間が全く無いのは大変ありがたい。 尾翼はポリキャップを使用した後挿しが出来、稼動も可能な構造となっている。 これはデジタル式FBWを使用した本機は、駐機時(電源断時)に尾翼が自重で下がってしまう性質を再現するには良い方法であると思われる。 |
|
機体は下部1パーツ、上部2パーツに分かれている。 コックピット周辺を差し替えることでコンパーチブル化しているため、効率的なパーツ分割と感じる。 |
|
形にするだけであれば、あっという間に仮組みできるのもありがたい。 仮組み段階までF-16との形状の違いを意識していなかったが、一度組んでみれば差異は一目瞭然であった。 |
|
コックピット部の塗装を先行して行う。 吹いてみて写真で見る実機の色よりも濃い印象を受けたため、同色が指定されているレドームの塗装時には調色が必要となりそうである。 |
2010.05.08 組み立て2 | |
コックピットの作り込みを行う。 パイロットシートは1パーツで構成されておりシート部分のモールドのみ成形されているため、シートベルトを中心に小物を追加した。 側面の射出用レールはEverGreenのコの字型のプラ材に置き換えた。シートベルトは鉛板を薄く伸ばし、瞬間接着剤で貼付けている。 |
|
コックピット内装の組み立て結果。 パネル類はデカールで再現されている。 |
|
機首を張り合わせた状態。 成形上の限界と思われるが、側面の凸モールドは本来とは異なる位置に設けられており、AOAプローブのモーづろも甘いと感じられる。 |
|
作り直しのため側面のモールドを全て落とし、接合面をパテ埋めして表面を整えた。 AOAプローブは金属材にて作り直すため、接合部を開口して真鍮パイプを通している。 |
|
AOAプローブ自体はシルクピンを使用することとした。 そもそもがピンであるため、先端を落として安全にした上で適度な寸法に加工して使用している。 |
|
プローブを取り付けた状態。 接着は塗装後に行うため、現在は着脱可能である。 |
|
伸ばしランナーを使用して凸モールドを再生させる。 適度な太さの伸ばしランナーを作成し、マスキングテープで固定位置を調整した上で、流し込みタイプの接着剤で固定した。 |
|
キャノピーの加工を行う。 バブルキャノピーと呼ばれる形状で、これを成形する上で中央部分にバリが出来てしまうことは致し方ないそうである。このバリを除去するにはクリアパーツの 加工が必要となるが、今回が初チャレンジとなるため調査をした上で作業にあたった。 |
|
まずはデザインナイフでバリを除去し、1000番の紙ヤスリで表面を整える。 次に2000番の紙ヤスリで表面を整える。 仕上げはタミヤコンパウンド 仕上げ目を使用して磨き、透明度を戻す。 コンパウンドを使用するのは今回が初めてであったため、どのように使うかを考えながら試行錯誤した結果、綿棒につけて研磨する方法が手軽であると思われ る。モーターツールがあれば手作業が不要になるようだが、現在の時点ではモーターツールの使用頻度はさほど高くないので買う決断をするには至っていない。 |
|
加工後、他のクリアパーツと比較しても特に曇りが目立つことも無いため、作業を続行する。 | |
機体にキャノピーを取り付けた状態。 当初は瞬間接着剤を使用したが一部で白化現象が起きてしまったため、流し込み型の接着剤に切り替えた。 |
|
エアインテークはパーツの合いが一部悪いことから、やや手がかかった。 また、塗装後の後ハメを考えると機体側との隙間ができることから、機体との隙間には0.5mmのプラ材を張り込み隙間を埋める様に調整した。 |
|
機体側と合わせた状態。 隙間は予定通り埋めることができた。 |