脱輪して窪地の泥濘に はまり込んだIII号戦車 | 橋梁から脱輪したIII号戦車 | 橋梁が崩壊して脱輪したIV号戦車 |
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塹壕への橋梁の敷設 | 複数の橋梁をつなぎ合わせる | 構築された橋梁を使った渡河 | 橋梁による障害の超壕 |
◆架橋方式 架橋の方法論としては、伸縮式の橋梁を伸ばして対岸へ渡す方式(スライド式)、折りたたまれた橋梁を展開して対岸へ渡す方式(シザース式)、 複数の橋梁をつなげる方式(カンチレバー式)がある。 架橋戦車により運搬された橋梁は、架橋戦車から切り離されて橋梁として単体で使用されるケースと、橋梁戦車自体を窪地に落としこんで、車体を橋脚として使用するケースが見られる。 後者の場合、架橋戦車の駆動装置には架橋戦車本体・橋脚・橋梁を通過する車両の重量が負担としてかかることとなる。 |
以下、ドイツ軍にて開発された架橋戦車の変遷を見てゆく。
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最初に開発された架橋戦車はI号戦車A型を使用したモデルとなる。 詳しい構造や生産数に関する情報は無いため写真から読み取れる情報が全てとなる。装備している橋梁は折りたたみ式のシザーズ方式となっており、車体そのものを橋脚とする構造となっている。 |
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こちらはI号戦車B型の車体を使用した架橋戦車。 橋梁の支持架はA型より強化されていると見られ、後に製作されたII号戦車C型を使用した架橋戦車の橋梁と類似していることから、A型の試作結果を反映させた結果であると思われる。 |
◆参考資料 | |
ENCYCROPEDIA OF GERMAN TANKS OF WORLD WAR TOW(ジャーマンタンクス) | |
NUTS & BOLTS Vol24 Pz.kpfw. II Ausf.D/E | |
Wikipedia - 架橋戦車 |