Pz.Kpfw.VIII Super Heavy Tank "Mouse"
試作超重戦車 マウス

車両概要

超重戦車マウスは対戦末期に試作された車両である。
自走可能な試作車両は2両作成され、内一両は武装も含めた完成形まで達した段階で終戦を迎えた。マウスの開発と同じ時期に企画された試作車両が自走段階にも達しなかったことを鑑みると、最も完成度の高い試作車両と思われる。
マウスの武装は主砲にKwK44(55口径12.8cm)、主砲と同軸の副砲にKwL44(36.5口径7.5cm)と二門の対戦車砲とMG34機関銃が装備され 正面と背面は200mm/55°の傾斜装甲、側面は180mmの装甲と攻守共に超重戦車と呼ばれる名前に恥じない装備である。
当初は現存しないと考えられていたが、近年ロシアのクビンカ軍事歴史博物館に保管されていることが確認された。しかし保管されている車両は無傷で鹵獲された試作1号車の車体に、爆破処理された試作2号車の砲塔を乗せた物であるらしい。
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使用キット 1/76 Mouse (Cromwell Model's G27)

使用するキットはクロムウェル社製レジンキャストキットの1/76 マウスである。
巨大な車両のキットだけにキャストの塊という感があるが、成形状態は良好で細部の造形は素晴らしい出来である。サイズが大きいだけに売り値もそれなりのものであったが、クロムェル製キットの入手の難しさを店員に説かれて購入に踏み切った(^^ゞ
このキットは武装込みの完成車両であることから、当然試作2号車ということになる。生産数が2両だけにしては当時の写真が比較的豊富に残っている為、これらは作成の助けとなる。
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参考資料
imgGROUND POWER 2003.8月号(No.111)ガリレオ出版
imgMaus(No.190)Wydawnictwo Militaria