Pzkfw38(t) Ausf.B
38(t)軽戦車 B型

車両概要

38(t)戦車は第二次大戦勃発直前の時期にチェコスロバキア CKD社(後のBMM社)により開発された軽戦車である。
本来はLTvz.35の後継としてLTvz.38の名称でチェコスロバキア軍の為に設計・生産された車両であるが、チェコスロバキアがドイツに併合された後は38(t)軽戦車としてドイツ軍により生産・運用されることとなった。
主砲として3.7cm戦車砲UVvz.38 1門、車体前部と砲塔に7.92mm機関銃ZBvz.37 2門が装備されており、火力・機動力共にドイツ製軽戦車よりも優れていたことから、ポーランド侵攻〜ソ連侵攻まで多用されることとなる。第一線を退いたあ とは自走対戦車砲・自走対空砲の車体として流用され、大戦末期には軽駆逐戦車ヘッツァーの母体ともなった。
B型は第2次生産分の内1940年1月〜5月に生産された110両に与えられた呼称である。第1次生産分のA型と比較して大きな変化は無いが、無線機・ライト等の装備が生産時からドイツ製の物に置き換えられている。
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使用キット 1/76 38(t)軽戦車 プラガ(フジミ W.A. 4)

使用するキットはフジミ製の1/76 プラガ(38t戦車)である。
車体はA〜D型を元にしたと思われ、古いキットではあるが車体全体を覆うリベット跡が再現されており良好な出来である。しかし、付属のゴム製履帯は分厚くモールドの再現性も低い為、Attack社の1/72 38(t)戦車よりパーツ取りを行い補う方向で考えている。
B型への改修と備品の追加を行い、大戦初期の大量に装備品を積んだ38(t)戦車をイメージした工作を行なう予定である。
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参考資料
imgPRAGA LT vz.38 Pz.Kpfw. 38(t)MBI
imgGROUND POWER 1994.6月号(No.001)
第2次大戦のドイツ軍軽戦車
(株)デルタ出版
imgPANZER 1986.8月 ドイツ35(T)/38(T)戦車 他サンデーアート社
imgPANZER 1976.10月 ドイツ35(t)/38(t)戦車 他サンデーアート社