Bruckenlegepanzer II Ausf.C
II号架橋戦車 C型

2011.01.30 基礎工 作
架橋戦車の改造パーツは写真の構成となっている。
2分割された橋梁、支柱、換装用ハッチはレジン製、橋梁パーツを接続するための支柱として真鍮線と曲げ加工用の治具がセットされている。
キットに添付されていたインスト。
MatchboxのII号戦車を素体に使うことを前提に解説がなされている。

現在入手できる1/76のII号戦車キットはフジミ製とRevel製があるが、2010年後半頃よりフジミ製キットの入手性が悪くなっていることから、今 回はRevelのキットを使用する。
素体に使用するRevelのII号戦車。
ブランドはRevelだが、中身はMatchboxのII号戦車のキットとなる。

ベースのパーツを除くと、実質的にはランナー一枚分のパーツで構成されている。フジミのキットと比較するとパーツの分割は大差ないのだが、フジミの キットに含まれる内装はこちらには付属していない。
RevelのキットはF型だが、架橋戦車はc〜C型の改装前の車体であるため、キットの改修が必要となる。
改修にあたり、形状のサンプルとしてCromwell ModelsのII号戦車b型、C型を使用する。
橋梁パーツを成形する。
バリを除去し、気泡をエポキシパテで埋める。
支柱と橋梁パーツの接合部には真鍮の軸を入れる。
支柱と橋梁パーツを組み合わせた状態。
橋梁パーツを繋ぐ真鍮線を加工する。
キットには真鍮線の曲げ加工用の治具が付属している。
キットのパーツに開口し、支柱を挿し込む。
分割されたパーツを接合する。
橋梁は真鍮線の軸を稼動させることが出来る。
II号戦車F型をc〜C型に改装する。
RevelのパーツとCromwell Modelsの砲塔と比較したところ寸法的な違いはないため、作業的には細部の形状修正で済みそうである。
修正する箇所をマーキングする。
改修前のc〜C型ではキューポラが装備されておらず、砲塔前面の増加装甲が無いため、この部位は切除する。
不要箇所を切除した状態。
切除作業はデザインナイフで大まかに削ったあと、ヤスリで残余箇所の除去と平面出しを行う。
砲塔前面の装甲を切除するため、砲塔下部の角度も修正した。
プラ材を積層して不要な穴を埋める。
プラ材、パテを使用して埋めた後、ヤスリで面出しを行う。
主砲の作成。
アルミ挽きの対空砲用20mm砲身を軸に、真鍮材を使用して戦車砲用20mm砲に改装する。
砲塔と砲身のバランスを確認する。
車体の改装を行う。
F型とc〜C型の最大の違いは前面装甲の形状である。 F型の前面装甲は平版であるのに対し、c〜C型は初期のドイツ戦車に多く見られる操縦席が突出する形の傾斜面を持つ形状となっている。
この他にもF型車体には架橋戦車を作るにあたり不要な部位があるため、除去し忘れないようにマーキングを行う。
不要箇所を切除する。
切除箇所は穴が空いてしまうため、裏側よりプラ材で埋める。
Revelのキットには前面装甲のパーツが別部品で準備されているが、c〜C型はF型よりも前面装甲が薄いためこのパーツは使用しない。
ただし、やや装甲厚が足りないため、不足する前面装甲の厚みを補うためプラ材を貼りつけて調整を行う。
車体背面のパーツを加工する。
排気管は作り直すためキット用の基部は不要となるため除去する。また、発煙筒ラックと思しきパーツも不要なため、こちらも切除する。
不要な部位を除去した穴はプラ材で埋める。
車体下部と上部の隙間を埋めるため、プラ材で調整する。
車体上部の裏側。
不要な穴を潰すため手を入れている。
c〜C型の改修前のモデルは車体前面下部の装甲が曲面で構成されている。
F型は平面装甲であるため削り込んで改修する必要があるのだが、かなり大きく加工することから裏側にエポキシパテを充填して作業に備える。
車体上部と下部を接合した状態。
デザインナイフで削り込んだ後、ヤスリで成形する。
削り込んだ後に表面の荒れを治す為、流し込み式の接着剤を塗布する。
Cromwell Modelsのキットと加工箇所の寸法と形状を比較する。
橋梁パーツと車体の接合には真鍮線の軸を使用する。
橋梁パーツに開口して真鍮線を植え込み、車体側には軸と合わせた穴をあける。
支柱パーツはプラ材で調整を行った後、同様の方法で車体に取り付ける。
車体側に支柱を取り付けた状態。
この状態では砲塔を動かすと砲身が支柱と干渉するため、戦闘車両としてはほとんど役に立たなかったのではないかと思われる。
橋梁パーツを取り付けた状態。
寸法・取り付け位置には問題は見られないことから基礎工作はほぼ完了である。引き続き細部の工作に移ることとした。

2011.02.04  砲塔作成
橋梁ユニットの修正。
剥離剤の除去後に煮たのだが、歪みが取れなかった。
歪んだ支柱ユニットはプラ材に差し替えた。
ハッチ類を作る。
EverGreen製の2.5mmのプラ材を切り出し、角を落とす。
砲塔にパーツを貼り付ける。
ビジョンブロックは細いプラ材を貼り付け、硬化後に整形することとした。
戦車長のハッチは真鍮材で作成する。

今回は開閉式ではないため、形状優先でパーツを切り出した。
ハンダメッキを行い、パーツを貼り付ける。
砲塔に各パーツを貼りつけた状態。

砲塔の面出しを行う際に消えたメンテナンス用フックは、真鍮線を加工して作成したパーツに差し替えている。
砲塔を背面から見た状態。
砲身は真鍮材を中心に自作する。

20mm対戦車砲は真鍮挽の砲身を軸に、真鍮パイプを部材にパーツを追加した。
車載用MG34は真鍮材の組合わせで、それらしい形にしてみた。
砲塔に開口して砲身を挿し込む。

車体とのバランスを見ながら長さを調整し、瞬間接着剤で固定した。

2011.03.02  細部の作り込み
なかなか時間が取れず、一ヶ月ぶりの更新。

橋梁の支柱パーツにデティールを追加する。
II号架橋戦車は少数しか生産されてなかった車両だが試験的にいろいろな構造が試されたようで、 橋梁パーツに絞ってみてもいくつかの形状を見て取ることができる。 今回はそれらの資料の中でパーツと最も形状が類似する写真の車両を参考としているが、 細部については形状がやや異なるが鮮明に写っている写真を参考に、折衷案的な作り方で進めている。
橋梁パーツへのデティール追加。
単なる留め金や補強材なのか、それとも意味のある部品であるのかが分からないが、写真からは橋梁パーツの側面にパネル上の部品が取り付けられていることを 見ることができる。
車体前面のハッチ類を作成。
車体の加工に伴いキットにもともと再現されていたハッチは無くなってしまっているため、真鍮材にて作り直した。

構造上仕方がなかったのかも知れないが、わざわざ曲面にハッチを付けるドイツ人の感覚は首をかしげざるを得ない。
マッドガードの作り直しを行う。

F型のマッドガードはA〜C型と比較して延長されていることから、キットパーツを適度に切除してつくり直すこととした。
支持架部分の造形が良いため、この部位は残して使うこととした。
新造するパーツは真鍮材を使用する。

適度なサイズに切り出した真鍮材に曲げ加工を行い、車体側と接合するための真鍮線をハンダ付けする。
前部のマッドガードを取り付ける。
やや曲げ加工がきつすぎた感がある。
後部のマッドガード。

本当のところはフェンダー全体を作り直した方が良かったかもしれないのだが、車体を張り合わせた後ではやり直しが難しいため、今回はこれでよしとした。
機関室の吸気グリルを作る。
この部位はキットでは完全に無視されているため、所定位置を開口して作成する。
吸気グリル内には仕切りのパネルがあることから、プラ材にて再現を行う。
吸気グリルのガードは金属線で作成する。
転輪にデティール追加する。
本来は転輪は中空構造になっている箇所があるのだが、強度の問題から再現は行わない。
排気管の作成。

金属材を組み合わせて作成するが、この作業はこれまで幾度も行っており、手慣れたものである。
真鍮パイプと真鍮線を組み合わせて排気管を組み立てる。

放熱板はエッチングのプレートを使用し、周辺の枠はハンダで1穴分埋めて形成している。
車体に取り付けるための軸をハンダ付けする。
放熱板は排気管に合わせて曲面を付ける。
車体側に取付用の穴を開ける。
排気管を取り付けた状態。
排気管がやや小さかった気がするが、修正するかは悩むところである。
橋梁パーツを組み合わせた状態。
橋梁は可動式となっているため、写真のように展開した状態にすることが可能である。
車体側の工作はほぼ完了。
ここから先は塗装も含めてどの様な順番で組み立てて行くかを考えながら作る必要がある。

2011.03.10 細部の作りこみ
フェンダー上の構造物の作りこみを行う。
架橋戦車の写真からはフェンダー上の装備品等の状況が読み取れないため、 一般的なC型車体の構造を参考に作業を行った。
通常のc〜C型に搭載されている雑具箱等は橋梁パーツと干渉することから、 これらは取り外されていたと思われ、取り外し後の基部のみ残っている状態を想定している。
実際の工作にあたり、予めキット側で整形されていた工具類を切り離してしまうと フェンダー上部に刻まれている滑り止めパターンの再現が難しくなることから、 削り落とした場所の上に重なるように工具等の工作物を配置している。
フェンダー上のライトの作成。
本車が生産された時期の関係でノテックライトは採用されておらず、 対戦初期の車両に見られる前照灯が装備されている。
ストックしているプラ部品から適当な前照灯のパーツを選び出して使うこととした。 使用した部品は、おそらくはフジミのII号戦車に含まれていたパーツであると思われる。 形状はなかなか良いのだが、ライトのレンズ部に鋳造ミスの穴があったため、 レンズ部は刳り貫いてWAVEのプラレンズに置き換えることとした。
車体前面の牽引用フックとワイヤー固定具を作成する。
牽引用フックはプラ材で基本形をつくり、取り付けた後に周囲に合わせて調整を行っている。
ワイヤーの固定具は細く切り出した真鍮板を曲げ加工し、車体側に食い込む形で固定できるように整形した。
牽引用のワイヤーを作成する。
縒りワイヤーを使用し、フック部は真鍮パイプとハンダ付けで作成した。
実車の写真を参考に巻いたが、ワイヤーの張力が強すぎて意図したとおりの形にはならなかった。
履帯を取り付ける。
塗装の利便性を優先し、この段階では起動輪と履帯は接着しない仮組みとなる。 履帯はキット付属のゴム製品を使用した。 パーツの厚さはフジミのキットの方が優れているが、履帯のモールドはなかなか良い雰囲気である。
ゴム履帯特有の履帯の張りがある。
なんらかの方法で上部転輪に沿った垂れ下がりを再現したいのだが、これは塗装後に方法を考えることとした。
工作はこれにて完成とした。
砲塔と橋梁部分は取り外し可能な状態として、塗装時の利便性を確保している。
橋梁部は改造パーツに対して、ほとんど手を付けていない。
パーツの歪みは矯正出来る箇所は直したが根本的にどうにもならない箇所があり、それは目を瞑ることとした。
橋梁パーツを展開した状態。
パーツの支持部は真鍮線のみのため、あまり動かし過ぎると緩んでくる可能性がある。このあたりの構造については今後の検討課題としたい。

2011.06.14 基本塗装
下地としてマルチプライマーを吹く。
塗装は写真の様に分割した状態で行い、塗装と仮組みを繰り返して塗装皮膜の厚さを調整しつつ作業を行うこととなる。
サーフェイサーを吹く。
基本色を吹く。
1940年前半頃の車両であるため、基本色はドゥルケングラウの単色迷彩となる。使用した塗料はグンゼのジャーマングレイで、これを希薄して全体に吹い た。
元々色調の濃い色のため、影部の下地塗りは行わず、サーフェイサー面の上に直接塗料を乗せている。
明度調整を行う。
基本色にタミヤのアクリル塗料のジャーマングレーを混ぜ、灰色味の協調と明度を上げている。
徐々に明度を上げた塗料を拭き重ねて行く。
漫然と吹くわけではなく、光の当たり具合によるグラデーションを意識して、光源に面した部分をターゲットに徐々に吹く面積を狭めて行く。
車体と後から追加された橋梁部の違いを出すため、明度の調整にも差異を出すようにしてみた。
橋梁部は車体の上部にあることから車体よりも光源に近く、かつ外部に曝される事から塗料の劣化や日焼けなども車体より進行しやすいと思われる。 これらを色合いで表現するため、車体側よりも明度の高い塗料を2度重ねて吹いた。
更に橋梁パーツも土台部分と橋梁部分により劣化具合が異なると思われるため、橋梁部分は更に明度を上げた塗料を吹いて差異を強調する。
明度調整が完了した状態。
この写真ではあまり分かりやすくはないのだが、車体と橋梁部ではかなり明度が異なっている。
ポストシェーディングを行う。
基本色につや消しブラックを混ぜた塗料を影となる箇所に吹いて陰影を付ける。 この処理は単なる影の効果だけではなく、全体のメリハリをつける意味合いもある。 単色迷彩の場合は効果があり、必ずしも陰になる箇所のみではなく、必要と思われる箇所にはやり過ぎない程度に色を乗せている。
履帯の取り付け。
履帯の取り付けは起動輪を外した状態で行い、誘導輪の隙間に履帯を入れた後に起動輪を取り付ける。 履帯の連結は起動輪の接着が完了した後に行う。
履帯を巻き終えた状態。
キット付属の履帯はモールドは良いのだが厚みがあるため、全体として目立ちすぎる傾向がある。 履帯の厚さではフジミのキットに付属しているものの方が優れているのだが、今回はモールドを優先してキット付属パーツを使うこととした。

2011.06.15 マーキング
架橋戦車のマーキングについて考える。
参考となるのは実車の写真となることから、手元にあるII号架橋戦車の写真を元に考察してみる。
II号架橋戦車は西方戦役に投入されただけで用済みとなったことから、塗装やマーキングは1939〜1940年頃の基準が適用されることとなる。 また、第7戦車師団に配属されたこと、用途としては工兵の架橋部隊となることから、部隊章と戦術マークはこれらに準拠すると思われる。

左の写真は積雪や兵士の服装からして1939〜1940年の冬季のものと思われ、西方戦役へ投入されるよりも半年程度前のものでると推測される。
写真からは車体側面の国籍章(白ラインのみ、もしくは黒ラインに白枠の鉄十字)が見え、その近くに謎のマーキングを見て取ることができる。 この時期のII号戦車は砲塔に国籍章や砲塔番号を書き込むスタイルが主流となるのだが、架橋戦車は橋梁パーツによって砲塔が隠れてしまうため、 これらのマーキングが車体側面に施されている可能性が考えられる。
(写真はクリックして拡大できます)
こちらはキットと類似する橋梁ユニットを取り付けられた架橋戦車の写真。
この写真からの車体側面に国籍章が付けられていることを読み取ることができる。
(写真はクリックして拡大できます)
これは生産経緯が異なると思われるD型の架橋戦車。
C型をベースとした架橋戦車とはマーキングが大きく異なり、砲塔には大きく国籍章が描かれ、車体側面に砲塔番号が書き込まれている。
これは戦車型のD型と一致する特徴であることから、架橋戦車に改造された際に元から描かれているマーキングがそのまま残された可能性が高いと思われる。 また、橋梁ユニットには部隊章の様なマーキングが施されているように見受けられる。 パージして使用することもある消耗品であるユニットに、何故にこのようなマーキングがされているのかは謎である。
(写真はクリックして拡大できます)
車体側面に国籍章、砲塔番号、戦術マークを入れる。
国籍章と砲塔番号は水貼りデカール、戦術マークはレタリングを使用。 レタリングは本来は1/72用であるため、軽戦車などに貼るとやや大きすぎる様に感じる。
戦術マークの選定は非常に悩み、工兵系列のマークの中で軽装の架橋部隊が使用するマークを入れてみた。 マークの形状から本来は装輪車両で編成された部隊向けのものと思われるが、試作の架橋戦車であることから従来の架橋部隊に試験配備されたとの解釈となる。
車体前面には第7戦車師団の部隊章、側面には国籍章を付けた。
部隊章は時期や所属大隊によって差異があるが、本車は詳細な所属が不明な試作車両であるため一般的な第7師団章としてみた。
車体背面にも国籍章を付ける。
この位置は同時期のII号戦車では事例が多数あるため、これを踏襲する形で付けている。

2011.06.20 ウェザリング
仕上げの塗装を行う。
従来はウォッシングの段階で明るめ色調の塗料を使用していたが、今回は使い込まれていない車両の雰囲気を出したいことから、 色調が暗いバートンアンバーの油彩を使用した。
全体としては溜まった塗料が目立たない状態であるが、個々の部位で見て行くと凹部にはしっかり色合いが残っている。
今回は実戦投入前の試作車とのコンセプトから、全体には汚れは乗せずに足回りと橋梁部にのみ集中して処理を行う。 また、全体として目立ち過ぎない程度の汚れを目指している。

泥汚れに表現方法として、新たな手法を試す。
従来はウォッシングの手法で全体の色調を整えてから泥汚れを施す手順を踏んでいたが、今回はこれらを統合した手順で作業を行う。 ベースとしてぺトロールで油彩のローアンバーを薄く溶き、これにパステル粉とピグメントを混ぜて足回りと橋梁部に塗布した。
溶剤が揮発して乾燥した直後の状態。
この状態では油彩の色味が強いが、各所で固まっているパステルを砕くことで色合いと粒子の状態を調整することとなる。
毛先を短くした筆でパステルの塊を砕いて全体に伸ばす。
汚れの不均一感を意識しつつ、残す所と落とす所のメリハリをつける。
再度パステルを乗せる。
数色のパステル粉を混ぜ合わせて最初の工程とは異なる色合いを作り、油彩を入れないペトロールで溶いて塗布した。
再度、筆で余分なパステルを落とし、全体に伸ばす工程を重ねる。
次の工程で行うオーバーコートの吹き付けでかなりの色調が失われるため、パステルはやや過剰気味に残留する程度でとどめておく。
足回り、車体上部、橋梁部と汚れ方が異なる三層にする目論見は概ね期待通りに進んでいる。
パステルを固定するために、全体にオーバーコートを吹く。
使用した塗料は、Mrカラーのスーパークリアー(つや消し)。溶剤で希薄して全体に吹き付けている。

この工程で薄く付着しているパステルは吹き飛び、溶剤を受けて固定化されるパステル量はかなり減少する。 これにより、全体としては基本色に近い雰囲気に色調が寄り、泥汚れ自体は目立ちすぎない程度に落ち着けることができた。
全体を溶剤に浸すような処理が完了したため、前照灯のレンズ部を保護させていたマスキングゾルを除去する。
期待通り、溶剤によりレンズが侵食される状況は回避することができたが、レンズと前照灯の隙間に入り込んだマスキングゾルを除去しきることができず、残留 物が残ってしまった。
レンズとのすり合わせをしっかりと処理しておけば回避できた問題であるため、この点は今後の課題である。