Sd.kfz.121 Panzerkampfwagen II Ausf.D
II号戦車 D型

車両概要

II号戦車D型は高速戦車を目指して開発された軽戦車で、1938年5月〜1939年8月にかけて43両が生産された。
砲塔・武装は従来のII号戦車と同型のものを装備しているが車体は専用に設計されており、大型の転輪を装備したトーションバー・サスペンションを採用した構造となっている。
新設計された駆動装置は最高速度こそ従来型(A〜C型)を上回ったものの、高速時の安定性に問題があり不整地走行能力は劣っていた。
本車は第10機甲師団第8戦車連隊に配備されてポーランド戦に投入されるが結果は芳しくなく、フランス戦が始まる直前に部隊から回収された。 ここで戦車型としてのD型の命運は尽きるのだが、生存した車体は火炎放射戦車(一部は架橋戦車)に転用された上で、さらに150両が火炎放射戦車用の車体として新規に生産されることとなる。
更にソ連より鹵獲した7.62cm PaK36(r)を搭載した対戦車自走砲として改修が行われ、生存した全車と新規発注分は全てこの対戦車自走砲マルダーII(r)に改修された。
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使用キット 1/76 Panzer II Ausf D(MMS Models No.913)

使用するキットはMMS Modelsのメタルキャストのフルキットである。
キットの鋳造状況は極めて良好で、パーツ点数も少なく組み立てやすい構造となっている。 しかしながら、メタルキットの弱点でもある細部のモールドは甘くなっており、 このあたりの作り直しが主な作業となりそうだ。
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参考資料
imgNUTS & BOLTS Vol.24 Pz.Kpfw. II Ausf. D/E and VariantsJ.J. Fedorowicz Publishing Inc.