Sd.kfz.162 Panzerjager IV L/70(V) "Lang"
IV号駆逐戦車 ラング(V) (70口径7.5cmPaK42)

車両概要

Sd.kfz.162は大戦後期に配備された駆逐戦車であり、IV号駆逐戦車F型(48口径75mm砲 Pak39を装備)IV号戦車/70(V)(70口径75mm砲 Pak42を装備)IV号戦車/70(A)(戦闘室を変更)と大きく分けて三つのバリエーションがある。
今回制作するIV号戦車/70(V)はPak42を装備したことで、正面戦闘においてはティーガー戦車並の貫徹力を持つ強力な駆逐戦車である。生産数は 940両前後あり、主に戦車連隊と駆逐戦車大隊に配備されて西部・東部の両戦線にて使用されたが、初期生産分を除きそのほとんどが消耗した部隊の穴埋めと して配備されたため、纏まった形での部隊運用はなされなかった。
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使用キット 1/76 PANZER JAGER IV L/70(MATCHBOX PK-87)

今回使用するキットはMATCHBOXの1/76 PANZER JAGER IV L/70である。このキットは秋葉原の某店で偶然見つけたものであるが、パッケージの傷み方からかなり古い物の様である。
キットの形状から推測すると、1944.9〜1945.1に生産された型を参考にしていると思われる。モールドは細部まで再現されており、フジミの初期製 品やAIR FIXの製品の成形と比較すると格段に優れていると感じられる。初見では砲身と防盾の形状に不満を感じたため、この点を修正することと細部のディティール アップを中心に工作を進める。また、今回も1/72 L70/V用の真鍮製砲身を入手しているため、こちらを使用する予定である。
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参考資料
imgGROUND POWER 1998.8月号(No.051)デルタ出版