Sd.kfz.251/9 Ausf.D EaryModel Stummel
7.5cm24口径37式戦車砲搭載 半装軌式中型装甲兵員車(D型)後期型 シュツムメル

20070221  基礎工作
キットの構成パーツは写真の様になっている。
大型のパーツはレジン製、小型のパーツはホワイトメタル製となっている。同時に購入した他のキットと比較するとこのキットが一番まともであったのだが、外国製のキットと比較すると苦しいものを感じるのはやむを得ないのかも知れない。
Sd.kfz.251 D型は平面を多用した構造となっていることから、最も目につく車体表面の手入れから手をつけた。
多少のモールドは気ずり落とす覚悟でヤスリを当てて装甲に平面を出し、溝は目立てヤスリで付け直した。
車体下部は上部と比較してゆがみが激しい。
こちらも装甲の平面を出した後、車体側面に並ぶ雑具箱のモールドを掘り直した。
車体の上下を張り合わせる。
酷い隙間が空く為、接着剤の意味も含めてエポキシパテを挟み込むように上下のパーツを組合せる。
パテは硬化後に若干肉痩せすることから、硬化前には多少はみ出した状態に留め、硬化後に余剰部の切除とヤスリがけを行うとキットパーツとの境目を出さずに組合せることができる。
足回りのパーツは比較的成形状態が良い為、加工は転輪の穴の掘り直しをするに留めた。
本キットの目玉となる主砲部分の工作。
主砲の基部はキットパーツを加工して使用するが、砲身は1/72用ではあるがSd.kfz.251/9用のアルミ挽き砲身を使用し、砲尾周辺の防危板は金属材から作成した。
主砲の仮組を行った状態。
予想していたよりも組みつけ位置が難しく、しっかりと擦り合わせをする必要がありそうである。全体としてのバランスは悪くはないようだ。
車体側面の雑具箱に真鍮線でモールドを追加する。
Cromwall Model`s製Sd.kfz.251のキットと比較した所、車高が低いことが判明したため底上げを行った。
底面にヤスリをかけて平面にし、瞬間接着剤でプラ板を接着。その上に重ねるようにプラ板を接着し、必要な厚さに達した段階で余剰部の切除とヤスリがけを行った。
底上げをした結果、車体前面の装甲板も寸法が足りなくなったため、真鍮板で作成した。