le.FH18/M 10.5cm Howitzer
LeFH18/M 10.5cm榴弾砲

車両概要

le.FH 18は大戦全期を通してドイツ軍に使用された軽榴弾砲で、第一次大戦中に使用されたle.FH16の改良型にあたる。
口径10.5cm、最大射程10,675m、重量2t(3t説もあり)で車輪を装備した回脚式砲座にて運用された。比較的小型の野戦砲であることから移動の際には分解は不要で、牽引車両や馬車を用いた陣地移動を行なうことができた。
この榴弾砲には原形のle.FH18の他にマズルブレーキと駐退複座器を改良して射程を伸ばしたle.FH18/M、Pak40の砲架を使用して軽量化したのle.FH18/40がバリエーションとして知られている。 また、通常の野戦砲以外に2号戦車車体や3号戦車車体を使用した自走砲化も行われており、特に2号戦車車体を使用したSd.kfz.124ヴェスペは極めて完成度の高い自走榴弾砲として有名である。
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使用キット 1/76 le.FH18/M 10.5cm Howitzer (Milicast G128)

制作するのはミリキャスト製のレジンキャストキットである。
このキットは以前制作した88mm PAK43/41とは異なり、全てレジンにてパーツが生成されている。成形状態はさ程良くはないが、致命的な破綻があるわけでは無いことから通常の手順で 作成し、細部は金属材等を使用した工作を行なう予定である。
今回は可能であれば牽引状態と射撃状態の両方を実現できるよう、砲架周辺に手を入れて可動式とすることを考えている。
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参考資料
imgModel Detail Photo Monograph No.16 le.F.H. 18/18MROSSA Graph