88mm PaK43/41 AntiTank Gun
71口径88mm対戦車砲 43/41型
車両概要 | |
88mm PaK43/41は88mm対空砲を対戦車砲として再設計した火砲である。 88mm砲の対戦車砲版にはPaK43とPaK43/41の2種類が存在する。PaK43は本来対空砲であった88mm砲を対戦車砲として運用する為に再 設計が行われた火砲であるのに対し、PaK43/41はPaK43を元により強力な弾頭を打ち出せるよう改良が施された火砲である。 PaK43/41はドイツ軍の他の対戦車砲と同様の牽引用車輪と2脚式砲架を備えた姿をしており、それまでの88mm砲とは大きく異なる形状をしている。 2脚式砲架に据えられたことにより俯仰角 -5度 +38度、旋回角度左右28度と全周囲旋回可能な十字砲架と比較した場合に攻撃可能範囲が狭まる結果となったが、改良が施された弾薬の破壊力は絶大で、敵 戦車をアウトレンジで確実に破壊できる威力があったとされている。 | |
使用キット | 1/76 PaK43/41 88mm Anti-Tank Gun (Milicast G69) |
使用するキットはMilicast製のPaK 43/41 88mm Anti-Tank Gunである。 このキットはキャスト及びホワイトメタル製パーツとアルミ挽き砲身がセットとなっているもので、それぞれのパーツ成形に適した素材が用いられている。キャスト・メタルのパーツ成形は良好で、大きな手直しをする必要が無い仕上がりとなっている。 付属マニュアルを参照した範囲では、本来は牽引状態を再現するキットの様であるが、パーツの組み替えで戦闘状態の再現も可能となっている。 | |
参考資料 | ||
8.8cm対空砲と対戦車砲 1936-1945(世界の戦車イラストレイテッド 27) | 大日本絵画 |