Sd.kfz.138 Marder III Ausf.M
38(t)対戦車自走砲マルダーIII M型(46口径75mmPAK40/3型)

車両概要

MarderIII Ausf.Mは38(t)戦車の自走砲専用車体に7.5cmPAK 40/3を装備した対戦車自走砲である。
MarderIIIにはM型の他にH型が存在する。H型は通常の38(t)戦車車体に砲塔の代わりとしてオープントップの戦闘室を装備した車両であるのに 対し、M型は自走砲用として再設計された車体を用いられている。この自走砲専用車体はエンジンルームを車体中央に設置することで車体後部を戦闘室として確 保する設計となっており、MarderIII以外に15cm重歩兵砲を搭載した"Grille"や2cm FLAK38を搭載した"Gepard"との共通車体として使用された。
本車は1943年5月より生産が開始され1944年6月に終了するまでに942両が生産され、各種師団の戦車駆逐大隊に配備された。
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使用キット 1/76 Marder III Pz Jag38(t) Ausf.M (MMS Models No.935)

使用したキットはMMS Model`sのホワイトメタル製キットである。
パーツの点数は写真のとおりとなっており、各部の成形状態や足回りの状態などは良好である。ただし、内装は簡素化されており、社外装備品類もそれなりに手 を入れる必要がありそうである。また、主砲の成形状態が良く、多用しているアルミ挽き砲身との換装を行なわなくても十分な出来栄えであると言える。
初の本格的なメタルキットであることから、完成させることを最優先にしつつ、細部に手を入れて制作する予定である。
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参考資料
imgMARDER III & GRILLEMBI
imgNUTS & BOLTS Vol.17 MARDER IIIJ.J. Fedorowicz Publishing Inc.