Sd.Kfz.251/21 Ausf.D mit 2cm Fla MG Drilling
3連装 2cm対空機関砲搭載 半装軌式中型装甲兵員車(D型) ドリリング
車両概要 | History of Sd.kfz.251/21 Ausf.D |
Sd.kfz.251/21は大戦末期の1944年8月から製造された半装軌式対空車両である。 主砲にはMG151対空機関砲(15mmもしくは20mm)を装備し、車体は小改造をされたSd.kfz.251 C型またはD型が使用された。 Sd.kfz.251には対空用派生型として車体に大幅な改造を加えてFlak38を搭載したSd.kfz.251/17が生産されているが、Sd.kfz.251/21は砲座と若干の装甲を追加したのみので主砲の旋回も人力であるなど大変簡素な構造となっている。 主砲のMG151は一門あたり毎分700発という発射速度を誇る機関砲で、これを三連装することで火力面では問題はなかったが、手動式の旋回機構やそもそもの生産台数の少なさなどから大きな戦力には成りえなかったと言われている。 | |
使用キット | 1/76 SdKfz 251/21 Ausf. D Tripple 2cm "Drilling" Halftrack (Milicast G01 + Addon 2cmFla MG) |
キットはMilicast Modelsのレジンキャスト製Sd.kfz.251/1 Ausf.Dと同じくMilicast Modelsの純正アフターパーツであるMG151を使用する。 全体としての成形状態は良いのだが、主砲・車体の増加装甲・砲身・後部ハッチなどのパーツは破損が酷いことから、金属材での作り直しが必要となる。 車体の寸法・形状は十分な完成度であり、大きく手直しをする必要はないと思われる。 | |