Maneuver Combat Vehicle (Prototype) Digital camouflage Ver.
機動戦闘車(試作車)デジタル都市迷彩バージョン

車両概要

機動戦闘車(プロトタイプ)は、2014年現在の段階で開発途上の装輪型装甲戦闘車である。
本車は2004年より開発が始まり基礎技術の研究開発が進められ、2010年より試作車の製造が行われた。試作車は計4両が製造され、2013年に報道公開、2016年の正式化を目指して試作車を使用した評価試験が続けられている。

陸上自衛隊では8輪の装甲車が採用されているが、本車は派生形ではなく完全に新規に設計された車体を使用している。
戦車砲を搭載した装輪装甲車は初であることから、砲塔も新規に設計されたものである。各種装備は10式戦車で採用されたコンポーネントに通じる所があり、形状的にも類似性を見ることができる。
主武装は105mmライフル砲、副武装は12.7mmと7.62mmの機関砲が装備されている。これらは74式戦車と同等の武装となっており、陸上自衛隊の再編に伴う機甲科の縮小後も74式戦車要員を継続活用出来るように配慮されていると言われている。
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使用キット アオシマ ミリタリーモデルキット No.09 陸上自衛隊 機動戦闘車(プロトタイプ)

アオシマ文化教材製 機動戦闘車(プロトタイプ)のキットを使用する。
本作は「青島文化のくまブログ」上で行われたコンペのミリタリー部門に出品するため、制作した作品である。
本車は装輪式の上に手法が高い俯角が取れるなどの市街戦向けと想定される機能を有していることから、これに対応した都市迷彩のカラーパターンとした。また、自衛隊では基地警備や市街戦に対応する部隊の一部でデジタルパターンの迷彩が採用されている事例が見られることから、デジタル都市迷彩を施したバージョンとした。
現在の段階(2015年初頭)では機動戦闘車にデジタル都市迷彩が施された事例は存在しないため、この車輌自体は想像の産物となる。迷彩パターンは、2010年に滝ヶ原駐屯地の基地祭にて参考展示された89式装甲戦闘車に施されたものを参考に、車体の形状に合わせて調整を行ったものとなる。
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参考資料
imgSPEARHEAD No.22アルゴノート