Material Transport Tractor
資材運搬車

車両概要

資材運搬車は自衛隊で広く利用されている全装軌式汎用運搬車両である。 自衛隊所属の車両ではあるが、正式化された装備ではないことから採用年度に基づく〜式の型式は付けられておらず、資材運搬車とのみ呼称されている。
本車は前線への築城資材・弾薬の運搬などで使用することを目的としており、主に施設部隊・歩兵部隊・砲兵部隊に配備されている。 また、自然災害の多い国柄故に災害派遣が多い自衛隊では汎用的な運搬重機として幅広く使用されている。
通常は配備された部隊単位で運用される機材であるが、小型車輌故に列車による大量輸送にも対応できることから、 目的地に集中させて運用することも可能である。

この車両は軍用車ではなく民間用の重機を軍用として調達した車両である。 このため、迷彩が施されている以外は同様の仕様の民間モデル(キャリアダンプ)が存在する。
路面を傷めないゴム製履帯を使用した全装軌式の構造に、 最大2tの吊り上げが可能なクレーンと油圧式の荷台が装備されており、小柄ながら多機能な高性能重機である。
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使用キット フェアリー企画 1/72 自衛隊 資材運搬車

キットはフェアリー企画のレジンキャストキットである。
フェアリー企画は航空機・車両・船舶のガレージキット製造を行っている古参の団体で、様々なスケールのレジンキットを製造している。 現在は1/144の製品が多数出回っているが、稀に1/72の希少な車両をキット化している。 資材運搬車は2011年10月の段階で市場に出回っていたキットで、通販サイトなどでは比較的よく見かける状態であった。
レジンキャストのフルキットであるがパーツ点数は抑えられている。操縦席はキャノピーを再現するために透明なレジンで鋳造されており、 手書き感が漂うデカールと簡単なインストが付属していた。
ネットから実車の写真資料が豊富に入手できるため、キットの形状を尊重しつつ手を入れて全体の完成度を上げる工作を行う方向で進める。
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