本年も年末年始に3泊4日で台湾へ行きました。
航路は一番お手軽な羽田空港~松山空港(台北)で、台北に宿泊して市内を散策しました。
今年も「国軍歴史文物館」へ行きました。
台湾の正月は春節(旧正月)となるため、元日でも店舗類は通常営業をしています。しかし、元日は中華民国建国記念日の祝日でもあるため公共施設は休みとなってしまいます。昨年はこれに週末が重なってしまい、滞在期間中は閉館しており見学できませんでした。
今年は休日と重ならないタイミングで行ったため、開館していました。
3階建て6室の展示室の内、1階の1室は定期的に展示物が変わる特別展示室となっています。特別展示室では「飛虎隊 – 中美混合軍成立70週年記念展」が開催されていました。
内容としては、先の大戦にて中華民国とアメリカ合衆国が共同設立した航空部隊「フライングタイガース」が、大日本帝国軍の新竹基地への空爆成功記念の展示となります。
フライングタイガースについては日本人としては複雑な思いがありますが、歴史認識は国により異なるので見解の相違ということで致し方無いでしょう。
展示物には当時の文物や映像の他に、航空機の模型が多数ありました。
この博物館では多数の模型が展示されていますが、どれも良く出来ています。特に市販模型の存在しない現用兵器ではフルスクラッチと思しきものが多々あり、ある種の情熱を感じます。
また、通常の展示でも内容に変化があり、災害救助に関する展示が増えていました。
展示を見終わった後、西門駅周辺にある繁華街に向かいます。
目的は毎年訪れている「萬年商業大楼」の模型店です。
このビルが午後2時から開くことを知らずに向かったため、到着時には開店前の準備をしていました。
周辺には様々な店舗、飲食店に屋台があるため、時間を潰すには困ることはありません。開店後、エスカレーターで4階まで上がり模型屋を目指します。
毎度ながらの、すさまじい商品の山積み状態。
昨年よりも通路が狭くなったように感じますが、気合で奥まで潜り込んで目当ての模型を探します。通路は人が一人通れるだけの空間しか無く、すれ違うことは不可能です。
通路単位で完成品・車両・戦車・航空機・船舶などで分類され、棚から溢れんばかりの勢いで積み上がっています。カテゴリ的に微妙な製品や、パッケージの小さい製品はダンボールに入れて重ねられていました。
日本でも見かける製品から、どこから調達したのかわからないような物まで大量の在庫があります。
「自衛隊モデルコレクション」の付属模型もバラ売りされていました(汗
この数年で台湾で模型散策を進めた結果、台湾で探す優先順位は以下のとおりです。
1. 過去に日本でも取り扱って居たが、現在は入手不可能な模型
2.日本では取り扱っていないメーカーの模型
3.日本で買うよりも安い模型
価格は総じて日本より1割~2割程度安く感じます。日本製品よりも海外製品の在庫の方が豊富で、特にチャイナ系メーカーの製品は日本に入って来ていないものも含めて大量にありました。