R0028149  自衛隊モデルコレクション第25号が発売になりました。

1/900 おおすみ(1番艦「おおすみ」)が付属します。

第5号「ひゅうが」以降、当シリーズの艦艇モデルは敬遠してきましたが、見た目の出来も良かったので購入することとしました。

 

おおすみ型は自衛隊初の全通甲板を持つ艦艇で、3番艦まで建造されています。

広い全通甲板を装備していることで回転翼機の停留に使用できますが、格納庫はありませんので整備を行うことはできません。このため、回転翼機との連携は燃料補給や物資搬出・搬入のみとなります。

 

船舶に関する知識は乏しいため評価が難しいのですが、船体の形状は良好な再現具合ではないかと思います。

付属冊子の注意書きもありますが、この付属モデルは1番艦「おおすみ」が就役した当時の姿を再現しているため、現在の姿とは若干異なるようです。

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 R0028160 今号を購入した最大の理由は「ひゅうが」と並べてみたかったということがあります。

「おおすみ」と「ひゅうが」は共に全通甲板を持つ艦艇ですが、同じスケールの模型を並べてみるとコンセプトの違いが形状から読みとれます。

 R0028161  全長の観点では、「おおすみ」の甲板がやや短い以外に大きな差は見受けられません。
 R0028165 前方から甲板を較べてみると、大きな違いを見ることができます。 回転翼機の発着スペースだけではなく、エレベータの位置や甲板に対して艦橋が占める割合などからも、回転翼機の運用を考慮した作りの「ひゅうが」と、運用までは考慮しない「おおすみ」では根本的に作りが違うことが見て取れます。
 R0028162  背面・側面なども運用目的の違いから差異が見受けられます。 「おおすみ」にはエアクッション艇を搭載する背面ハッチがありますが、「ひゅうが」はそのような構造にはなっていません。

並べて比較できるのは、スケールが統一されている本シリーズならではの良さだと思います。