89式装甲戦闘車の塗装に必要な部材を調達するため、秋葉原界隈の模型屋を駆け足で回りました。

010

調達したのはMr.メタルカラーの2色。89式装甲戦闘車に多数設けられた銃眼を塗装するために使います。

001

大手模型店に貼られていた青島文化教材の壁貼りニュースにPAC3が登場しました。

同社のブログではかなりの情報が公開されていますが、発売日はまだ未定の様です。

 

閉店までの残された時間で急いで中古模型店をまわりました。

ここで思わぬ掘り出し物、1/76 Flak Panzer IV “Kugelblitz”のレジンキャストキットを見つけました。

004

メーカーは「Vac-Cast Plastics, Inc.」と記載されていて、パッケージの痛み具合からそこそこの年代物のようです。

一応素性を調べてみましたが、英国のガレージキットメーカーであったということ以外はめぼしい情報がありませんでした。

005

キットの状態は良好で、目立った欠損は認められません。

レジンの質感はUS Castの製品に近いと感じましたが、鋳造精度はこちらの方が高く、US Cast以上、Milicast未満といった印象です。

主要なパーツはレジンキャストですが、砲身はメタルキャストでした。

008

履帯の鋳造方法は他社製品でも見られる方式になっています。

一部レジンの注入不足が発生している箇所と気泡が見られますが、全体としては良い出来だと思います。

009

車体背面はなかなかのもので、牽引用ワイヤーが独特の雰囲気で再現されています。

細かい作りはCromwell ModelsやMilicast Modelsには及びませんが、少し手を入れるだけで良好な完成品に仕上がりそうな雰囲気を感じます。

 

そして、購入はしませんでしたが、現物を見るのは10年ぶりとなる大物が店頭に居ました。

002

エーダイの1/76 V-2ミサイル。

パッケージを見たのは生涯二度目、中身を見るのは今回が初めてとなります。

もちろん、未組立の中古品です。特に調整せずにスマホで撮影したため色がおかしなことになっていますが、傷んではいても中古としては良好な状態でした。

003

お店の方が中身の撮影も許可して下さったので、遠慮なく撮影してきました。

昔のミニスケならではの大雑把な箇所もありましたが総じて良好な作りをしており、特にリベット跡の再現などには時代を感じさせないクオリティでした。

 

店員さん曰く「昔よりは若干安くなった」とのことで、買おうと思えば買えなくはない価格でしたが、おそらく買ってももったいなくて作れないと思います。

この模型は初版と大昔に再販されて以降、あらたに製造された実績がありません。

金型が紛失したとの噂もあり、再販は絶望的である可能性も高いのですが、いつかどこかで再販されてほしい模型だと思います。