大東亜戦争(第二次大戦)の末期に開発された四号中戦車「チト」の探索プロジェクトが行われています。
浜名湖に眠る“幻の戦車”を探せ…旧日本軍の「秘密兵器」姿を現すか
四号中戦車は連合国軍の戦車との、対戦車戦を想定して開発が進められましたが、量産に至る前に敗戦を迎えました。
2両の試作車両が製造されたと言われており、1両はアメリカ軍に接収されましたが、こちらは行方不明となってしまいました。残り1両も長らく行方不明でしたが、当時の関係者の証言により静岡県浜松市の浜名湖に沈められたと言われています。
過去数年間、幾つかの組織が主催して探索プロジェクトが続けられてきましたが発見には至らず、現在は磁気探査による調査を行うための資金集めが行われています。
浜名湖に隠された旧日本軍の戦車を磁気探査によって発見したい!
磁気探査には360万円かかるとのことで、クラウドファウンディングサービスを使用したカンパの募集が行われています。
兵器はその時代の最高水準の技術の結晶ですが、残念ながら我が国には明確な軍事博物館が存在せず兵器が技術遺産として扱われていない状況にあります。
このような国家的産業遺産ともいえる遺物の探索に国費が投じられることがない以上、民間有志の活動を少しでもサポートできるならばとカンパをしました。