4月6日の午前、宮城県仙台市宮城野区岡田の田んぼに陸上自衛隊のOH-6Dが不時着する事故が発生しました。
整備後の試験飛行中に故障が発生し、不時着したとのことです。
機体はテールブームが失われて大破しましたが、搭乗していた二名の隊員は無事であったようです。
回転翼もかなり酷くひしゃげており、5枚ある翼の内2枚が脱落しています。
無人の田んぼに不時着したため、人的被害が出ずに済みました。
自衛隊の航空機が不時着や墜落事故を起こした際、民間人に被害が出ることがほとんどありませんが、これは偶然ではなく事故に向き合った個々の隊員の意識の高さによるものであると思います。
OH-6Dは近々退役が予定されていますが、2月には海上自衛隊の訓練機OH-6DAが墜落事故を起こしており、機体の老朽化が進んでいるのかもしれません。
とはいえ、偵察用ヘリコプターは後継機hrの入れ替えが順調に進んでいるわけではないそうで、装備の老朽化と交換状況に不安を感じました。