最近は脱線していますが、1/72スケールの陸上自衛隊装備については引き続き作成しています。

その一環という訳ではありませんが、陸上自衛隊の架空兵器のガレージキットを入手しました。

今回入手できたのは、機動警察パトレイバー 劇場版2(1993年)に登場した「98式多足戦闘指揮レイバー ラーダー」のVolks製レジンキャストキットです。もちろん、新品では手に入りませんの中古をネットオークションで競り落としました。

キットには製造時期を示す印はありませんでしたが、付属しているデカールに1994年の刻印がありましたので、今から24年前(四半世紀前!)ということになるかと思います。

これだけの時間が過ぎていもパーツの歪みや欠損は無く、極めて保存状態が良かったことが分かります。

流石にデカールは使えないと思いますが、1/72スケールの陸上自衛隊デカールは豊富に在庫がありますので問題にはなりません。

パッケージ内には、キット本体とデカール、簡単インストと完成写真が付属していました。

軍用機には珍しい白色の塗装が施されていますが、これは劇中に国連平和維持活動に投入された機体という設定であったためです。映画が公開された1993年の前年にはカンボジアへの自衛隊派遣が行われましたので、当時としてはタイムリーなネタを盛り込んだ作品でした。

映画の冒頭では紛争地域に派遣された陸上自衛隊の部隊が現地武装勢力の攻撃を受け、壊滅する展開が描かれます。本機はこのシーンにのみ登場し、小隊の指揮車両として使用されていました。

劇中では2K22 ツングースカと思しき車両と交戦して撃破されます。

 

希少なキットではありますが、手に入れたからには完成させます。

国連平和維持活動の塗装を施した作例はネット上にもありますので、これとは異なる色合いで作ることも考えています。陸上自衛隊の二色迷彩、都市迷彩、OD色単色迷彩などが考えられますので、下処理をしながら考えようと思います。