長い梅雨が明けたと思いましたら、突然の猛暑で辟易としています。仕事兼作業部屋は午後から西日が当たる位置にある関係で、昼を回ると冷房をフル稼働させても30℃を下回らないという状況にあります。

室内でも熱中症になる可能性はありますので、注意が必要な季節になったと思います。

青島文化教材のミリタリーモデルシリーズに96式装輪装甲車A型が追加されました。予定では11月の発売となります。

8月発売予定の96式装輪装甲車の派生製品となります。A型とB型は武装に差異があり、A型は40mm自動擲弾銃、B型は12.7mm重機関銃を装備しています。製品としては、差異の他にどの様なオプションが付属するのかは今段階では情報が出てきていません。

今月発売予定の96式装輪装甲車B型には即応機動連隊の隊員が付属しますので、何か類する付属があると嬉しいところです。

 

以下、最近気になった時事ネタです。

South Korea conducts test launch of new ballistic missile

 

韓国軍が弾道ミサイル「Hyunmoo-4(玄武-4)」の実験を行ったという内容の記事になります。

記事の内容からすると、2,000kgの搭載量と800kmの射程を持つ兵器と記載されています。掲載されている地図にはどこまでの距離の発射実験が行わたかが図示されていました。

この部分的な地図では分かりにくいので、Google Mapで飛翔距離を測ってみました。

飛翔距離は450km程度になっており、本来の性能の半分くらいの値でした。ここで、450kmで同心円を書いてみるとこの様になります。ギリギリ我が国の陸地に届かない距離感になっており、この辺りは政治的配慮を感じる気がします。

450kmの投射では妥当な距離で着弾していますので、このくらいの距離はコントロールが可能な範囲内ということであると思われます。このため、更に飛ばすことも出来るのではないかと推測されます。

では、今回の発射試験場(安興試験場)から最大射程の800kmを飛ばした場合にはどうなるかというと、こうなります。

北朝鮮の全土、黄海を超えて山東半島、ギリギリ大阪には届きませんが神戸以西の中国地方・四国・九州が射程範囲に入ることが分かります。

この弾道弾は車載して輸送出来るように見受けられるため、発射位置を変えた場合にはこの様になります。

韓国東端付近から投射した場合、東京には届きませんが静岡以西の日本の半分が射程範囲となることが分かります。

韓国の弾道ミサイルは火砲の代替として捉えていると言われていますが、北朝鮮を仮想敵国とした場合に果たしてここまでの射程が必要であるのかという点には疑問があります。