新年あけましておめでとうございます。

令和3年、皇紀2681年、西暦2021年が始まりました。

東京は寒気が入り込み、寒々とした年始となりました。例年であれば台湾で年末年始を過ごしていましたので、今年の寒さは殊更堪えます。

昨年は年初よりウィルス禍が発生したため、台湾への渡航が難しいことは想定した上でチケットだけは押さえていました。しかしながら状況は改善せず、年末前にキャンセルすることとなりました。年末より東シナ海と台湾海峡の情勢が大変緊迫しており、次に台湾に行くことが出来るまでに果たしてどうなってしますのかを心配しています。

東シナ海と台湾海峡の情勢はリンクしており、大陸側から台湾へ武力侵攻を行う際には東シナ海(尖閣諸島、与那国)の制圧が必要になると推測されています。これは台湾を東西から挟撃するためには尖閣諸島と与那国の位置が障害になるという点にあると言われています。

実際に地図で見ると、与那国に沿岸監視を目的として陸上自衛隊が駐屯地を構えたことにどの様な意味があるか見て取れます。

2016年以降、空母遼寧が宮古海峡を通過して台湾東岸に軍事的圧力を高めた結果、現在は東シナ海に米国は原潜を遊弋させ、本年には英海軍が空母打撃群を派遣してくる事態に発展しています。更には仏独も同様の構想を表明しており、120年前の義和団事件(1900~1901)の様な情勢に近づいて来ています。

米英仏独日を連合国とした場合、英国は香港に対する在外国民保護の大義名分が既に成立しているため、守る守らないの話ではなく誰が最初に動くのかという事態に至っていると推察します。

先読みが難しい情勢ではありますが、個人としては国内外の情勢を見つつ出来ることを確実に進めて行くしか無いということであると思います。

 

明日から仕事を再開しますが、その前に大宮八幡宮に初詣に行ってきました。例年よりは人出は少なく感じましたが、それでもそれなりに参拝客が来ていました。

寒い季節になり武漢肺炎ウィルスが感染の勢いを増していますが、基本的には「集中・近接・密閉」に気を付け、手洗いうがいとマスク着用を徹底することが大切であると思います。

 

陽性者数  PCR検査実施人数
   
 入院治療を要する数  退院もしくは療養解除数(累計)
   
重傷者数 死者数

参照元:厚生省 新型コロナウイルス感染症について

 

現在の情勢の判断は厚生省の情報を参考にして、分析を試みることになるかと思われます。先の予測の参考となるのは2019年までのインフルエンザの感染者数あたりかなと思います。

参照元:国立感染症研究所 1今冬のインフルエンザについて(2018/19シーズン)

 

週単位での累計数のためそのまま読み解くのが難しいのですが、4週目(1/24~)から6週目(2/7~)でピークアウトしていることが読み取れます。インフルエンザの場合に感染者数と検査のタイムラグがどのくらいあるのかが分かりませんが、武漢肺炎ウィルスは2週間程度のタイムラグが知られていますので、統計的には2月の半ばには感染者数が下降するのではないかと推測されます。

 

1/3現在の時点では、感染者は3,000名/日、入院患者数は850名/日、死者数が35名/日となっています。仮に第四週(28日間)まで線形に推移したとすると、感染者は84,000名、入院患者数は23,800名、死者数が980名という計算になります。

ちなみに、1/3現在までの累積数を見ると、感染者は239,936名、入院患者数は38,031名、死者数が3,547名となっています。第四週までの合算値を人口(1億2650万人)の比率で見てみると、感染者は2.5%、入院患者数は0.4%、死者数が0.035%ということになりました。参考までに2015~2018年のインフルエンザ感染者数は1500万人~2200万人となっており、人口比では11~18%となります。

数値的には十分抑え込まれている様に感じますが感染症は指数関数的に増える場合がありますので、結論としては集近閉を避けて手洗いうがいマスクで個人防衛をしながら一ヶ月耐えるということになるのではないかと思いました。