IBG ModelsのIV号戦車B型の仕上げを行います。
1940年のフランスでの電撃戦で戦場を走り回った姿を想定して、仕上げを進めていきます。
まずは足回りと凹部のスミ入れを行います。スミ入れはMr.ウェザリングカラー グランドブラウン、足回りはグレイッシュブラウンを塗布して薄め液でぼかします。
仕上げのバランスを決めるため、グレイッシュブラウンを乗せてぼかしをかけてみます。基本色との合わせとしては大きく破綻しないように見受けられます。
次いでサンディウォッシュを乗せてみますが、こちらは下地色に対して明度が高すぎるため、このままではキツすぎる様に感じます。
グレイッシュブラウンをベースにサンディウォッシュを乗せ、更にぼかして行く工程を繰り返して調整を進めます。
塗り重ねてを繰り返すことで、全体的に埃を被った印象になる様にバランスを取っていきます。
明度を落としたい箇所と凹部にシェイドブラウンを乗せてメリハリを付けます。仕上げとして刷毛で色を払い、エッジ部分の基本色を露出させました。
基本塗装の直後と仕上げ後の差異は写真の様になります。
今回はテスト的な塗装を施したということもありますが、汚し過ぎました。
全体的に均質に汚してしまったことから、多少手を入れても後の祭りとなってしまいました。色のバランスとメリハリの付け方にはもう少し工夫が必要であったということが結論です。