1/72 S-61A-1 SEA KING “南極観測隊仕様”を購入しました。
この製品はDragon Modelsの「Cyber Hobby」ブランドのキットをプラッツが販売しているという、やや複雑な関係があります。
昨年後半にリリースのアナウンスがあり、予定より遅れて年明けに店頭に並んだ製品となりますが、実機とはやや異なる箇所があるとの指摘と価格がやや高めであることから購入を躊躇していました。
しかし、あれよあれよという間にオンライン/オフライン共に在庫が無くなってしまい、手に入らずに後悔するよりは良いと思い購入に踏み切りました。
秋葉原の某有名模型店で購入しましたが店頭在庫はこれ一個、しかも何故かパッケージは英語版でした。
キット自体の精度はなかなかのもので、内装パーツも準備されているためハッチを開放状態で作っても満足できる出来になっていると思います。
Cyber HobbyはSEA KINGのキットを数種類出しており、各キット間ではパーツの共用化が図られているようです。
このキットでも不要なパーツがそこそこに含まれていました。
デカールのクオリティは十分に満足の行く水準だと思います。
海外のキットでは漢字やひらがなの再現が微妙な場合がありますが、このキットでは全く問題のないレベルだと思います。
勢いで購入したわけですが、実機に対してそれほど強い思い入れがあるわけでもリサーチしたわけでもありません。
SEA KING自体は海上自衛隊の対潜哨戒ヘリ「HSS-2」として三菱重工業がライセンス生産しており、S-61A-1はそれらを南極観測隊向けに改修したモデルとなります。
調べたところでは、名古屋港にある「名古屋海洋博物館」に係留されている南極観測船ふじの03甲板で実機が常設展示されているそうです。
ここ数年は仕事で名古屋に行くことが多いため、上手く機会が作れれば見学しに行き、実機に対する思い入れと制作のモチベーションを得たいと思います。