アオシマの1/72 ミリタリーモデルキットシリーズ No.8 航空自衛隊 パトリオット PAC-3発射機が発売となりました。
当初の予定より1ヶ月発売が遅れましたが、この業界では発売遅延は珍しいことではありません。
実質2両分のボリュームがあるキットですので、パーツ数はかなりの数に上ります。
こちらはM902発射装置の基部を構成するパーツです。かなり大きな部品ですが、ヒケもなく綺麗に成形されていました。
こちらも発射装置の基部パーツで、足回りの部品が含まれています。組み換えで再現するアウトリガーは一体成型ながら再現度が高いと思います。
こちらは発射装置のコンテナを構成するパーツです。コンテナは合わせ目が目立ちにくく、組み立て易い構造となっています。
牽引車のキャビンは一体成型で作られています。トラック模型を多数手がけているアオシマならではの再現性であると思います。
牽引車基部と足回りのパーツ。3トン半シリーズのキットでは修正が必須であったタイヤの肉抜き穴は無くなり、タイヤは2パーツの組み合わせで組み立てる方式になりました。
牽引車の足回りはかなりパーツ数が多くなっています。エンジン部まで再現されているキットですので、この辺りには抜かりはありません。
クリアパーツの品質は相変わらず良好です。
このシリーズはリリースを重ねるごとにクリアパーツが使用される箇所が増えてきたように思います。
デカールはキットの規模に比べると少なく感じますが、小さい文字までしっかりと再現されています。
総じて良好な作りのキットですが、M902発射装置を中心に省略箇所も多数見られます。素組でも十分なクオリティですが、作りこむ余地は十分にあると思います。