アオシマの1/72 ミリタリーモデルキットシリーズ No.9 機動戦闘車(プロトタイプ)が発売となりました。
機動戦闘車は2016年からの配備を目指して開発が続けられていますが、2013年に報道公開された後はあまり新しい情報がありません。
その中で、試作車をキット化したアオシマ文化教材はなかなかチャレンジ精神があると思います。
キットのパーツは僅か三枚のランナーで構成されています。内一枚はタイヤのパーツのみとなりますので、車体を形成するパーツの点数はとても少ないことが分かります。
タイヤのパーツ構成はなかなか興味深く、1個のタイヤを三枚おろしにしたようなパーツ構成となっています。
このシリーズのキットの中ではクリアパーツは控えめです。必要最低限といった印象を受けます。
部隊配備予定も分からない車両ですので、技本のマーキング以外は知られていません。
他のメーカーではこのような場合には必要最低限のデカールしか付属しませんが、そこは流石のアオシマ文化教材、他社とは異なるアプローチで攻めてきています。
このキットでは戦車教導団1~4中隊、中央即応連隊、空挺団、第1~3普通科連隊、国連軍派遣用デカールとてんこ盛り状態でした。
パーツ数が少ないことから組み立て難易度は低いと思われますので、細部の作り込みに集中する楽しみ方も出来るキットだと思います。