本年度予算で研究用に輸入したAAVP7A1の訓練風景を捉えた動画が公開されました。

 

 

過去にも報道公開がされていますが、今回公開された映像では陸上自衛隊独自の装備が取り付けられた車体を見ることができます。

映像の出てくる車体を見ると、主に道路交通法対策と思われる装備が追加されており、一部の装備品は陸自標準の仕様に改められているようです。

陸上自衛隊が水陸両用車「AAV7」を公開.mp4_000013747

米軍仕様との差異①

陸上自衛隊が水陸両用車「AAV7」を公開.mp4_000022055

米軍仕様との差異②

車体は米軍で使用されていた際の迷彩が施されたままですが、増加装甲(EAAK)は新造品の様に見受けられます。

今回公開された内容が正式採用時にも取り入れられるかは未知数ですが、公道を走行するために必要な装備については踏襲される可能性は高いと推測されます。

また、今回の映像では遠景であったため判別できませんでしたが、火器類(12.7mm重機関砲、及び自動擲弾銃)についても国産品に置き換えられる可能性があると思われます。

 

前掲のYouTube上で公開された動画だけではなく、以下の動画も公開されています。

 

試験中の水陸両用車

陸上自衛隊富士駐屯地内を走行する水陸両用車

 

急ブレーキ映像の感じでは、10式戦車に負けないくらい強力なブレーキが搭載されているようです。(中の隊員は大丈夫だろうか・・・)

来年度からは正式な調達が始まりますので、今後はAAV7を目にする機会も増えてゆくと思われます。