早いもので、今年も残す所2ヶ月を切ってしまいました。

本業の多忙の他、当サイトを支える基幹システムのメンテナンス、一時体調不良などが重なり、サイトの更新は大幅に滞っています。

 

一日遅れの時事ネタとなりますが、三菱リージョナルジェット(MRJ)の初飛行が昨日行われました。

クリップボード03

初飛行&飛行試験が行われた名古屋空港には多くの観客の詰めかけたそうです。

MRJの開発は何度も延期を繰り返しながら進められ、当初の予定(2011年)から遅れること4年を経てついに初飛行にたどり着きました。

1時間半程度の試験飛行の後、名古屋空港に無事着陸しました。

この日の試験飛行では、高度4500m程度まで上がり、時速280kmを出したとのことでした。

クリップボード01

三菱航空機の公式動画を見ると、T-4高等練習機が随伴飛行している様子が見て取れます。

垂直尾翼のマーキングからすると、防衛省技術研究本部(TRDI)に所属する機体の様に見受けられます。

 

初の国産旅客機YS-11が就役してから半世紀が経ち、再び国産の旅客機が世界の空を飛ぶ時代が訪れようとしています。

 

MRJはエンジンは海外メーカーの製品を採用しています。国産にすべきとの意見も多いようですが、全世界に販売することを考えると、海外でも調達が容易な海外メーカーエンジンを採用することは適切な判断なのでしょう。

2013年に就役したP-1哨戒機の様な輸出を想定していない機種では国産エンジンが積極的に採用されていますし、2016年に制式化が予定されているC-2も同様です。

 

来年1月にはATD-Xの初飛行が予定されており、しばらくは国産機の話題には事欠かない状況が続きそうです。