「日本アニメ(ーター)見本市 Extra」において、機動警察パトレイバーの新作短編アニメーションが上映されるそうです。
ご存知の方には説明は不要かと思いますが、機動警察パトレイバーは1980年代末~90年代にメディアミックスで展開して人気を博した作品です。斬新な設定や演出は後の刑事ドラマにも影響を与えるなどの足跡を残しましたが、話の舞台が1999年を見据えて作られていたことから現実が設定を上回ってしまい、劇場版3作目(2002年)を最後にアニメーションは作られませんでした。2013年~14年にかけて実写版という試みがなされましたが、実写表現の限界からいろいろと無理があり、後続が出ることもなく終息してしまいました。
復活の芽が潰えたかと思っていましたが、再始動に向けて短編アニメーションが作られることになったようです。
プレビューを見た感触としては、登場人物は一新された様ですがBGMのテンポや会話のノリなどは過去作品を彷彿とさせ、現在のクオリティで戻ってきたという感じを受けました。
上映は10月ですが、観に行く余裕はないと思いましたので早々に通販の予約を入れておきました。
ついでにあれこれと検索している内にこんな商品を見つけてしまい、値段の安さも相まって思わず衝動買い。
Type7 ブロッケンは西独製(原作当時はまだ冷戦期!)で、NATO軍に正式配備されているという設定でした。
原作・映像版共に、これが国内に持ち込まれてテロリストに奪われたりテロ行為に使われるというストーリーが展開されます。今回購入したのは初期のOVA版 第7話で登場した際のカラーリングが施された限定版です。
このリボルテックシリーズは主要な関節部分には球体関節が仕込まれており、かなり自由なポーズをとることができます。最近は可動域を広げるため二重関節なども取り入れらているそうですが、これは2007年頃の製品であるためか、そこまで高度な関節部品は使われていないようです。
表記上はノンスケールとされていますが、寸法を測ってみたところでは頭頂部までで12cm程度ありました。設定上の全高は8.68mですので、ほぼ1/72スケールということになります。(8.68m×100÷72=12.05cm)
1/72ということであれば、同スケールのものと絡ませてみたくなります。
10式戦車と比べると随分と大きく感じます。地面をできる限り低姿勢で進むことが求められる戦車とは設計思想が異なるため当然ではありますが、8mを超えるような人型では現用の戦術下では兵器としての価値はないに等しいということになると思います。四肢があることで車両にはない柔軟な動きができるとは思いますが、遮蔽物が多い市街戦でない限りは射撃の的にしかならないでしょう。
本来は土木作業機械なので荷物の積み下ろしや建設の補助を考えると、この位の全高がないと現実的ではないと思われます。ということは、そもそも軍が兵器として使用するという設定自体に無理があるということかもしれません。
自衛隊と絡ませるのであれば、陸上自衛隊所属のレイバーが欲しくなってきました。