これまで当サイトに掲載した写真の撮影に使用してきたRICHOのデジタルカメラ「Caplio R7」が故障してしまいました。

259

本体は動くのですがSDカードが認識できなくなり、本体内蔵の僅かなメモリに10枚弱の写真しか保管できない状態となってしましました。本機を購入したのは2007年末、既に9年近く過ぎており十分に使いましたので買い替えることとしました。

前回の購入時には用途的に接写が多いことを前提に選定しましたが、今回は屋外での使用、特に雨天での使用に耐えるものを探すこととしました。最近は基地祭などに行くと高い確率で雨に降られており、Caplio R7は雨滴で支障が出ていたためです。

rimg0001

事前の情報収集と店頭での比較の結果、今回はFujiFilm製の「FinePix XP90」を購入しました。

流石に10年近く経つとデジタルカメラの用途や性能には大きな開きがあり、現在は静止画撮影に重点を置いた製品と動画撮影に重点を置いた製品に分かれていました。また、どの製品も耐水や耐衝撃の機能が備わっており、XP90は水深15mまでの耐水や耐衝撃、耐寒などの要素が売りとなっていました。

FinePix XP90 メーカーの紹介ページ

 

FinePix XP90は1600万画素となっており、Caplio R7の820万画素の約倍の解像度となりました。

模型の撮影が中心とはいえ、快適な撮影環境を構築するためには周辺のオプション製品も欠かせません。特に重要なのは、予備バッテリーと屋内撮影時の写真の自動転送機能となります。

今回はこれらの新調も考慮して本体価格はできるため抑え、必要な機材一式を購入することとしました。

 

デジタルカメラは機種により接写のコツが変わることから、プリセットされている撮影モードと撮影距離の組み合わせでテストを行いました。

dscf3008

Caplio R7で撮影

rimg0012

FinePix XP90で撮影

上掲のサンプルは光源の調整などが異なるため単純に比較はできませんが、XP90では撮影モード「AUTO」+接写モードでやや引き気味に撮影すると良い感じに撮影できました。引き気味で撮影することで対象物が小さ目に撮影されますが、カメラ本体の解像度が倍近くあることから、後加工で拡大しても十分な解像度が確保することができます。