RGM-79Qが思いのほか簡単に作れたため、もう少し難易度が高い工作をしてみることにしました。

30年近く前にリリースされたRMS-108 マラサイのキットにユニバーサルユニットの関節部品と組み合わせてみます。

マラサイは「Zガンダム」の敵陣営であるティターンズに所属する機体で、物語序盤では最新鋭機として主人公一行を苦しめる活躍をします。

このキットは放映当時に発売された1/220スケールの低価格帯商品で、当時としては画期的な接着剤が不要なスナップフィットキットとして製品化されました。今回はこのキットの外装とユニバーサルユニットの関節を組み合わせ、今時の食玩並みの可動域を持つ形を目指してみます。

関節パーツは作り慣れたジム・カスタムのものを使用します。

武装パーツの二個一をした結果として余った方のパーツを使うことにしました。

下半身はユニバーサルユニットのパーツを軸にマラサイの外装を取り付け、上半身はマラサイのパーツを軸にユニバーサルユニットの関節部分を移植しました。

可動部はユニバーサルユニットのパーツを使っているため、容易に部品の着脱ができます。

プラ材で多少は形を整えていますが、基本的には素体の部品を切り貼りして形にしています。

2つの素体を使用していますが、プラは柔らかめであることもあり接着剤により簡単に溶着することができました。

頭部の兜部分はマラサイのパーツを使用していますが、顔面と中身はザクの頭部部品を型想いで複製して使用しました。

兜部分は裾広がりの様な形状をしていますが元のキットではボリューム感が足りないため、接合面にプラ材の積層を行って幅を広げる加工をしています。