8月26日に「平成28年度 富士総合火力演習」が東富士演習場で行われました。
今年も抽選には外れましたが友人が観覧できた様で、写真を共有してもらいました。
観覧チケットは完全にプラチナチケットと言える状態になってしまっていて、今年は応募総数15万件、倍率は29倍だったそうです。民間イベントであればより広いスペースを確保するなどの方法があるかもしれませんが、国内に実弾演習場が少ない上に御殿場周辺の交通インフラが悪いことから、これ以上観客を増やすことは難しいと思います。(開催日数を増やすという方法はあるかもしれませんが・・・)
富士山麓ということもあり、2時間程度の演習中も天候が急変することがよくあります。今年は多少雲が出ていますが、概ね天気は良好であったようです。その代り、遮るものが無い空間ですので気温と日光はきつかったと思われます。
実弾演習は前後に分かれて行われ、その後昼過ぎまでは装備品展示が行われます。今年は水陸機動団に配備されるAAV7が展示されるという事前情報がありましたので、撮影をお願いしました。
展示されていた車体は「97-0002」号車ですので、2015年度予算で先行調達した4両の内の2両目であると思われます。
水陸機動団については機密度が高い様で公開される情報がほとんどありません。水陸機動団は逆撃用の部隊ということもあり、機密度が高いのは致し方ありませんが、2016年以降の機材調達状況はよく分かりません。
今回初展示となった装備の中に、輸送防護車として導入されたオーストラリア製のブッシュマスターがあったそうです。
海外で邦人が巻き込まれる事件が増えていることへの対処として調達された装輪装甲車で、今後海外で邦人保護での活躍が期待されます。
何枚か写真をもらいましたので、別記事で掲載します。