昨年夏ごろにリリースされて気になっていた、Riich ModelsのM109A2を購入しました。
Riich Modelsは香港の模型メーカーですが、この製品が出て来るまで存在を知りませんでした。
ホビーサーチで検索してみると、主に1/35スケールの珍しいアクセサリー系製品をリリースしている様です。1/72スケールの製品は最近リリースし始めた様で、M109関連車両3種の他に特四式内火艇カツを製品化しています。
キット自体の品質は全体的に良好で、細かいパーツも綺麗に成形できていました。
しかし、1/72スケールにしてはパーツ数が多すぎます。これは元々1/35スケールの製品を出していたメーカーにありがちな問題点です。
細部を見てゆくとカッチリとした成形がされていることが分かりますが、全体的に特徴のない仕上がりの様に感じます。
履帯はプラ製の組み立て式になっています。
こちらの成形状態も良好です。
繊細なパーツはしっかりとゲートが形成されていてパーツの破損を防いでいます。
僅かながらのエッチングパーツとデカールが付属しています。
インストは織り込みの一枚刷りとなります。組み立て図からすると砲塔の首振りはできますが主砲の俯角・仰角の稼働はできず、トラベリングクランプも固定式になっていました。
塗装例は2種類説明されていますが何処の所属車両なのか明記がされておらず、細かいことは分かりませんでした。
パーツの点数が多すぎる点と可動部が少ない点はやや面白みに欠けると感じますが、全体としては良く出来たキットで車両自体の再現性は高いと思います。