「アオシマ 1/72 ミリタリーシリーズ No.16 陸上自衛隊 10式戦車&特大型セミトレーラー」の発売に触発されて、早速組み立てを始めました。

車体上面と側面は一つのパーツで成形されています。

フジミのキットでは再現されていなかった、エンジンルームの吸気グリルのメッシュが再現されていました。

車体前面の装甲は箱組ではなく、はめ込み式の構造が採用されていました。

これは上面と下面のパーツのすり合わせや合わせ目の調整が不要になるため、作り手としてはとても楽な構造です。

砲塔も主要なパーツは一体成型で再現されています。モールドの再現度合いはかなり高いのですが、フジミ製のキットとは表現方法のアプローチが違うように感じます。

以前に作成したフジミ製10式戦車 量産型と並べてみました。

かなり作り込んでしまったので単純比較はできませんが、全体のスタイルとしてはアオシマのキットの方が細面な印象を受けます。

共に同じスケールですので、寸法面では差異は見受けられません。

全体の印象の差やディテールの違いは、模型再現における設計思想の差異ということになるかもしれません。