フジミの1/72ミリタリーシリーズの1/2t トラックの海外派遣仕様の続き。

車体の墨入れを行います。

塗料にはMr.ウェザリングカラーのマルチブラックを使用しています。凹部に塗料を流し込んだ上で薄め液で全体に色を伸ばしています。全体が白色の車両であるため、墨入れを行うとメリハリが付きます。

今回の作成ではこの一葉の写真から始まりましたが、こちらの写真では車体が人影に隠れてしまっていてマーキングなどが全く分かりません。ネット上の写真資料でも、軽装甲機動車は沢山の写真がありますが、1/2t小型トラックに関しては全く資料がありませんでした。

そこで見つけたのがこの動画で、南スーダン派遣施設隊(第8次)の活動報告動画となっています。

1/2t小型トラックは陸上自衛隊のワークホース的な存在であるため背景程度には映るのではないかと期待したら予想通り出てきました。

キャンバスの色は通常のOD色ですので前出の写真とは異なりますが、どの様なマーキングが施されているかを読み取ることができます。

代表的な「UN」の文字はボンネットと左右のドアに施されており、これ以外は一般の車両と同等の様です。興味深いのは部隊名の部位には「器材」と書かれています。

キットには海外派遣型のデカールは付属していませんが、軽装甲機動車(国教隊)のキットに含まれるデカールを利用しました。車体の寸法も概ね同じであるため、デカールのサイズも特に違和感はありませんでした。

   

ドアのUNマークはそのまま使用できましたが、ボンネットは配置が合わないため二つに切断して位置合わせをしています。流石に部隊名としての「器材」のデカールはありませんでしたので、デカールに含まれる「特派」を使用しました。

次はクリアパーツの取り付けを行い、仕上げにウェザリングを行って完成となります。