フジミの1/72ミリタリーシリーズの1/2t トラックの派生型作成の続き。

車体の作り込みは完了しましたが、物足りなさがありましたので隊員を乗せることにしました。

スクラッチするほどの腕は無いので、青島文化教材の73式大型トラックの派生版である乗車隊員が20体付属する製品から隊員を使用することにしました。

助手席にはキット付属の隊員をそのまま使用し、操縦席の隊員はハンドルを取れる様に改造しました。

体と手首より先はキットのパーツ、腕の部分は形状を変えるために自作しました。金属線で骨組みを入れて形状を調整した後、エポキシパテでパーツを補いました。

陸上自衛隊の作業着(迷彩服三型)は4色の斑となります。以前にも塗装を試みたことがありますので、今回も同じ手順で塗装を進めます。

腕は組み付けた状態で塗装を始めます。緑系の迷彩ですが下地色としてはNo.45 セールカラーを使用します。

 

次にNo.340 フィールドグリーンFS34097で凹部にラインを入れて強調します。

次にNo.43 ウッドブラウンの斑を入れます。斑は細筆で適当に突く感じで乗せていますが、乗せすぎない様に調整してゆきます。

次にNo.33 つや消しブラックで黒の斑と半長靴の塗装を行います。黒の斑は全体に占める率が少ない点と、他の色と比べると強い色合いとなりますので、乗せすぎないように注意します。

迷彩を仕上げる前に顔面の塗装をします。

下地を溶かさないようにファレホの水生塗料を使用してPANZER ACES 341 Flesh Baseを塗布します。

迷彩の仕上げとしてNo.312 グリーンFS34227で斑を完成させます。下地をどこまで潰すかで迷彩のバランスが変わります。

エナメルのつや消しブラックでスミ入れを行います。この段階で全体に艶が出てしまいますので、仕上げで調整することになります。

スーパークリアのつや消しを吹き、艶を落としてマットな仕上げにします。

事前にハンドルを操縦手の手に固定してから座席に固定します。

あまり作り慣れていない隊員の塗装は、色々と手間がかかり苦手な部類の作業でした。