青島文化教材のミリタリーモデルシリーズに03式中距離地対空誘導弾がリリースされました。

行きつけの模型店から入荷連絡を受けていたのですが、取りに行くタイミングが作れず取り置きしておいてもらいました。

このシリーズでは初かと思いますが、パッケージ画は縦長となっていました。

本製品は重装輪車をベースとした派生車両の3製品目となります。

この車体は重装輪回収車で採用されたものとなりますがファミリー化が順調に進んでおり、誘導弾のキャニスター以外にも射撃統制装置や車両運搬用のトレーラーなどもあるようです。

 

陸上自衛隊の地対空誘導弾はの中SAM・短SAM・近SAMで多層的な対空防御を形成しています。

最も大型の地対空誘導弾が03式中距離地対空誘導弾(中SAM)となります。

システムとして運用される装備になりますので、この車両単体では機能せず、レーダーや射撃統制車などとセットで使用されます。

11式短距離地対空誘導弾(短SAM)は73式大型トラックをベースとした車両となります。

81式短距離地対空誘導弾の後継として2011年から配備が進められており、こちれはレーダー搭載車とセットで運用されます。

近接防御用としては93式近距離地対空誘導弾(近SAM)が用いられます。

こちらは高機動車をベースとしており、こちらは一両で完結するシステムとなっています。
81式短距離地対空誘導弾はレーダー車も含めてフジミ模型が製品化しています。

同社は高機動車を製品化していますので、派生型として93式近距離地対空誘導弾や11式短距離地対空誘導弾が製品化されれば、現用の地対空誘導弾がすべて揃うことになるかもしれません。