IBG ModelsのIV号戦車D型(熱帯地仕様)の塗装を行います。
IV号戦車D型(熱帯地仕様)はアフリカ戦線で使用された車両となりますので、他の戦線で見られた色合いとは異なる迷彩が施されています。
今回は1941~43年頃の単色迷彩を再現します。下地は金属部品対策としてマルチプライマーのみで仕上げ、基本色はクレオスの「ドイツ戦車色セット1 大戦前期・アフリカ軍団」に含まれるグリーンブラウン(H402)を使用しました。素の基本色を吹いた後、基本色にMr.カラーのタン(44)を混ぜて明度を上げた塗料を明るい部位に吹いています。
履帯はモデルカステンカラーの履帯色を全体に吹き、転輪部分にはジャーマングレーを吹きます。基本色となる塗料の乾燥後、転輪のゴム部分にファレホのブラックを筆塗りで塗り分けます。
機関室のマフラーはMr.Hobbyのウェザリングカラーセットに含まれるラスト(さび)を使用します。
車外装備品の木製部分の下地としてファレホのホワイトを筆塗りします。前照灯等も同様の下地を行います。車外装備品の金属部分はファレホのブラックを筆塗りしています。
マーキングはキットに付属しているデカールを使用せず、BISON DECALSの「AFRIKA KORPS(BD-72003)」を使用しました。使用したマーキングは1941年4月のトブルクに居たの第5軽師団 第5戦車連隊所属車両となります。
凹凸の上にデカールを貼る必要から、マークセッターとマークソフターを多用した上で、貼付け後に適度にデザインナイフでデカールに切り目を入れて密着するように調整しています。