IBG ModelsのIV号戦車C型の塗装を行います。
今回はこの写真に映る車両を再現して行きます。この写真は1939年のポーランドで撮影されたものとされていて、IV号戦車C型が窪地に落ち込んでスタックした状態になっています。特徴的な点としては、車体側面に書かれた「Viva la Morte!」「hach der Tod!」のスローガンです。
キットに付属するデカールにはこのスローガンを再現するためのマーキングが付いていました。
そもそも、このスローガンは何を指しているかという点ですが、「Viva la Morte!」はイタリア語、「hach der Tod!」はドイツ語となっています。「Viva la Morte!」は「犠牲を払え」という意味で、イタリアの国家ファシスト党のスローガンであった様です。また、「hach der Tod!」はドイツ語で「死んでしまった!」という感じの言葉だそうです。
ポーランド戦時に撮影されたC型の写真では、車体前面や砲塔背面に国籍章が付けられています。今回はこれらも参考にしてみます。
基本色はジャーマングレーの単色となります。
車体前面と砲塔背面に国籍章を再現するにはキット付属のデカールだけでは少ないため、A型を作成した際の残りを使用しました。
車外装備品の塗り分けを行います。金属製の装備品は黒色で塗り分け、木製部分は下地色として白を筆塗りします。
木製部分はエナメル塗料のクリアオレンジを塗布してニス仕上げの柄を再現します。機関室背面のマフラーはラスト(さび)で塗り分けを行います。
マーキングやエナメル塗料を保護するため、全体にクリアを吹いてコーティングします。