10月後半からの多忙な時期を超え、ようやく第三四半期の仕事も終わりが見てきました。
安定的に作業をする時間が取れなかったためリサーチが必要な模型作りは止めていますが、作業環境の整備をしていました。
とはいえ、何も作らないというのもつまらないため、先月のズゴックに続いて高機動型ザクII(MS-06R-1)を作ってみました。
部品点数は400個を超えていましたが、フレームに外装を取り付ける構造を採用していることから、組み立てはさほど難しくはありません。パーツもアンダーゲートを多用していますので、ランナーから切り出した後にデザインナイフでバリを落とす要領で加工して行きます。元々十分な色分けがされているため、未塗装でも十分な彩色が行われた状態になります。このため、塗装はせずに仕上げはスミ入れとマーキングだけで済ませています。
高機動型ザクIIはTVシリーズには登場せず、本放送の終了後に模型で展開されたMSVでデザインされたものとなります。R-1、R-1A、R-2の3バージョンの設定が作られましたが、R-1型は1/100スケールでしかキット化されませんでした。このキットも常時販売されているものではなく、限定生産で時々再販されるものとなります。
最近の模型は背景の無いパッケージ画が中心ですが、当時は想像力を駆り立てるパッケージが多かったと思います。
当時(1983年)のキットの可動域ではパッケージに描かれた様なポーズを取らせることができませんでしたが、30年間での模型の進化は凄まじく、難なくイラストと同じポーズを取らせることができました。
パッケージ画を再現するには量産型ザクが1機足りませんが、イメージ通りになりました。当時の関節構造を微妙に無視したイメージがを再現できるほどの可動域が模型で再現できることには感慨深いものがあります。