書店で立ち読みしたグランドパワー 6月号に興味深い写真が載っていました。
巻頭カラーページでは第2師団第2戦車連隊の編成完結式と観閲行進の写真が掲載されていますが、この内2枚の写真にドーザーを装備した10式戦車量産型が写っています。
10式戦車のドーザー装備は試作3号車で公開されていましたが、量産型での公開はこれが初めてだったようです。
試作3号車では前照灯の形状が他の試作車と異なっており、ドーザーも3号車の前照灯に合わせた切掛けが設けられていました。
量産型でも同様の形状を継承しており、前照灯は中央に寄った円形の形状に変更されており、ドーザーの形状は試作車のものと酷似しています。また、ドーザーの接続部をアップで撮影された写真も掲載されており、これを見たところでは前照灯のカバーのみドーザーに合わせて換装する構造の様に見受けられます。
ドーザー装備型の主力戦車は他国の戦車ではオプションを装備するという感じですが、自衛隊の主力戦車では専用車体の様な扱いを受けていました。装備の形状から10式戦車は他国戦車と同様の構造となった可能性があると思われます。