R0029446 自衛隊モデルコレクション第36号が発売になりました。

 

1/72 203mm自走榴弾砲が付属します。

 

同スケールのガレージキットは存在しますが、陸上自衛隊仕様の模型化は今回が初となります。

R0029451 203mm自走榴弾砲は、陸上自衛隊が装備する最大口径の火砲です。

原型は空輸を想定して設計されたアメリカ軍のM110A2です。

R0029449 小柄な車体に大口径砲を搭載した、独特の形状を的確に再現しています。

自衛隊の車両としては珍しいオープントップの構造をしていますが、細部の再現度はかなり高いと感じます。

R0029459 今回の模型は、かなり可動部が多く設けられています。
R0029460 砲身は写真の様に仰角を取ることができ、更に砲座が左右に30度程度稼働します。砲身の動きに合わせてシャフト部は稼働する作りになっています。

また、砲身支持架と砲弾搭載用のクレーンにも可動部が設けられていました。

R0029463 戦闘室はなかなか凝った作りとなっています。砲架の造形も良好で、細かく見ても十分なクオリティであると思います。
R0029455 車体後部の駐鋤は移動時の状態で固定化されています。

しかし、パーツの分割具合を考えると、作り込めば可動化することもできると思いおます。

R0029469 M110A2は、ポーランドのガレージキットメーカであるJADAR-MODELより1/72スケールのレジンキャストキットが製品化されています。

写真は数年前に入手し、いずれ自衛隊仕様で作ろうと思い保管してたものです。

R0029471 同じスケールですので、車体の寸法は一致します。

塗装済み組み立てモデルですのでガレージキットと比べると流石にデティールが劣りますが、全体としてそう見劣りするものではないと思います。

R0029474 車体の厚みには随分と違いがあります。実車の写真と見比べると、どちらも微妙に実車の雰囲気とは異なり、足して二で割るくらいが丁度良いようにも感じました。
R0029472 同じスケールのはずが、砲身の長さが一致しません・・・・

これもどちらの方が正確なのかは分かりません。

R0029467 先行してリリースされた155mm自走榴弾砲と比べてみました。

両方共現役の自走榴弾砲ですが、砲身の太さ・長さの違いがよく分かります。