8月24日行われた「平成26年度富士総合火力演習」の後段演習の写真を掲載します。

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後段では、前段で紹介された装備を用いた離島奪還作戦の演習となります。

敵国の水際防衛は海上・航空自衛隊のカバー範囲であることから、陸上自衛隊は着上陸した敵勢力の排除、または占領軍の撃退が役割となります。

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誘導弾による攻撃の後、ヘリコプターから斥候を下ろします。

OH-1による空中からの偵察の他、UH-1Jよりバイクの偵察隊を送り込みます。

更に上空からはP-3Cによる偵察と、F-2戦闘機による対地攻撃も行われますが、演習場の上空に厚い雲が出てきたため、航空機を目視することはできませんでした。

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ヘリコプターでは歩兵戦力のみならず、軽車両も輸送することができます。

UH-60JA、UH-1Jは歩兵戦力、CH-47JAからは車両が降ろされます。

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92式地雷原処理車による地雷原処理が行われます。打ち出すロケット弾は非常に大きいため、他の誘導弾演習よりもはるかに迫力があります。

ロケット弾からは26個の連なった爆薬が落とされ、地雷を爆破処理する仕組みとなっています。演習では爆薬量を1/4に減らしていたそうですが、爆破時には強烈な衝撃波がありました。

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特化火力による対地攻撃と同時に発煙弾の射撃も行われます。

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機甲科戦力による敵戦力の攻撃が行われます。

10TK、90TK、74TKがそれぞれ射撃を行います。

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敵戦力に対して次々と攻撃を加え、司令部は斥候からの情報を元に突撃の判断を行います。

機甲科の突入前には車両も発煙弾を発射します。

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地上戦力と同時に航空戦力も攻撃に加わります。

機甲科の突撃をもって演習は終わりました。

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演習中は晴れたり曇ったりと天気が安定しませんでしたが、幸い雨は降りませんでした。

 

次は、装備品展示の写真を掲載します。