四国 南伊予地方にある佐田岬に行ってきました。

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佐田岬半島は四国の西端に位置しており、瀬戸内海(伊予灘)と宇和海を隔てるように突き出した半島です。

西方には九州、北方は瀬戸内海を隔てて中国地方を望むことが出来ます。

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佐田岬半島の中間辺り、瀬戸内海に面した海岸に四国電力の伊方原子力発電所があります。

原子力発電所を見下ろす山頂に資料館が設置されており、展望台より原子力発電所をみることができます。

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原子力発電所に向かい合う形で港湾設備が整備されていました。

伊方原子力発電所も他の原子力発電所と同様に点検停止をして以降、停止状態が続いています。

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佐田岬半島を形成する山々の山頂には送電線と同時に風力発電の巨大な風車が林立していました。

東日本大震災で被災した福島第一原子力発電所は、地震による送電塔の倒壊と、津波による発電機の全損が炉心溶解事故の原因となりましたので、このようなバックアップ電源設備の充実は事故を抑止する助けになると思います。

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沖合には海上保安庁の巡視船が遊弋しています。

災害対策と同時に第三国や国内のテロ組織による攻撃への対策も進められていると報じられていますので、その一環かと思われます。

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手持ちのカメラではさほど望遠が効かないため、展望台にあった双眼鏡越しに写真を撮ってみました。

船首の番号が分かれば艦艇の名前も分かるのですが、いかんせんピントがずれているので読み取ることが困難です。

画像を拡大して見たところでは船名は4文字、番号は「PM96」の様に見えますので、あまみ型巡視船の2番船「くろかみ」ではないかと思われます。

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あまみ型巡視船 2番船 PM-96  「くろかみ」

写真:Vessel And Ships Photo Gallery

 

「くろかみ」は第六管区に所属しており、愛媛は管区内に入りますので所属の面では矛盾はないと思います。

通常航行中の自衛隊艦艇や海上保安庁の巡視船がAISに表示されることがあります。しかし、警備活動中はAISを停止させているようで、サイト上に表示されることはありませんでした。

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佐田岬から松山に向かう海岸線で夕焼けを見ました。

かなり雲が出ていたのですが、雲の隙間で金色に輝く夕日と、その光が海面に映る瞬間を見ることができました。

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上層の雲映る夕焼けと下層の雲の影が幻想的な風景を作り出します。

関東では海に沈む夕日は見ることが出来ませんので、美しい光景に息を呑みました。