ミニスケールで自衛隊車両を作成していて問題となるのは、車体各所に設けられた反射板や灯火類の再現方法です。
これらは一般道を走行する車両は道路交通法の制約を受けていることの影響でもあります。
車体全面・背面の灯火類と反射板の他に、車体側面にも多数の反射板が設けられています。
これまで、このような部位の再現にはアフターパーツのプラスチック製レンズを使用してきました。
このパーツは1、1.2、1.5、1.8、2.0、2.2、2.5、2.8ミリのレンズが含まれています。
使い勝手の良い部品ですが1サイズ4個しか含まれていないため、1台の車両を完成させるためには数個必要となり、更にミニスケールでは使用しない大きなレンズが毎回余ってしまうという問題があります。
雑誌の製作記事の中で、クリアパーツを自作することが出来るガイアノーツの「UVジェルクリア」という材料があることを知り、早速注文してみました。
製品はチェックが付いた保護袋にジェル状の樹脂と硬化させるためのUVペンライトが入っています。
この製品はジェル状の樹脂をUVペンライトで硬化する仕組みとなっています。
型に流した透明の樹脂に対して、UVペンライトを40秒程度照射すると樹脂は硬化します。
硬化した樹脂を型から外すとクリアパーツとして使用できます。
硬化後はデザインナイフで削ったり、ヤスリをかけることで加工することができます。
樹脂の硬化具合や型への流し込みにはコツがいるため、幾度か試しながら慣れるまでは思い通りのパーツを作ることができませんでした。
この製品に付属するUVペンライトはボタン電池(LR1130)3個で動作しています。
付属の電池はすぐになくなってしまうため、購入時にはボタン電池も合わせて買うほうがよいでしょう。