3トン半こと、73式大型トラックについて、海外で使用されているバリエーションが存在することが分かりました。
事の経緯としては、アオシマ文化教材のブログにて開催されている模型コンペに対して、フィリピンのモデラーから投稿があったことが発端になります。
開発中新製品・赤い人杯コンペ⑤@青島文化のくまぶろぐ
投稿があった写真は上記の記事に掲載されていますので、確認はそちらで。。
当初は想像上の3トン半との扱いでしたが、コメントに「退役した自衛隊車両が、解体後に再生されてタイやフィリピンで中古車として売っている」との話題が出てきました。
投稿作品でマーキングされていた「PNP」は「Philippine National Police(フィリピン国家警察)」の略ではないかとの話題になっていました。
実在するということは、検索すれば出てくるのではと思い探してみたら出てきました!
こちらはキャビン・荷台共にまんま3トン半(改良型)の様です。しかし、PNPの文字が消されているのはどういうことなんでしょうか??
続いてキャビンの形状は3トン半ですが、荷台を中心に改造された車体の写真がありました。
同一の改造がなされた、車両と思われる別カットからの写真もありました。
背面から撮影された写真もあります。
下二枚の写真が掲載されているサイトでは違うカットも掲載されています。用途としては装備品の輸送に使われているようですが、3トン半と同様に荷台に座席が装備されていると思しき写真もありました。
フィリピン国家警察は反政府勢力と銃撃戦を行うことができるほどの重装備の組織だそうで、搭乗している 隊員も軍隊顔負けの装備をしています。
3トン半が退役後にこのような形で再利用されているとは思いませんでしたので、興味深い話だと思います。