アオシマ文化教材 3トン半の燃料タンク車作成の続き。

 

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塗装の退色を表現する方法を模索してながら作業を進めています。

今回は塗装後の仕上げ段階で退色表現を行うため、Mr.ウェザリングカラーを揃えて作業に臨みました。

 

 

車体の日光が当たる部分に対しては、日焼けにより白っぽく変色した塗料の表現を行います。

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Mr.ウェザリングカラー No.06 マルチグレーを塗布した後に、乾ききる前に溶剤をつけた綿棒で塗料を落とします。

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顔料の薄い液体に見えますが下地色への影響力が強く、顔料が濃すぎたり乾燥してしまうと十分に剥がすことができずに、この塗料の色に染まってしまいます。

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マルチグレーの影響力を相殺できるのが、Mr.ウェザリングカラー No.04のサンディブラウンです。

Mr.ウェザリングカラーは適切な組み合わせで重ねることで、ある程度までは相殺させることができます。

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マルチグレーの処理後、Mr.ウェザリングカラー No.01 マルチブラックを使用して凹凸の影となる部分に墨入れを行います。

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やり過ぎない程度に筆で塗布し、にじむ前に素早く溶剤をつけた綿棒で擦り取ります。

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キャビンの幌は、タミヤ アクリル塗料のOD色を調整した色を筆塗りした後、4種類のMr.ウェザリングカラーを重ねて色合いを調整します。

幌部分は個体差が大きいため指定色がなく、写真を参考に見た目のイメージと模型的な表現の均衡点を探ることとなります。